goo

ジェームズ・ワットによって発見された蒸気の力!

2017年01月17日 | O60→70(オーバー70歳)
▶︎1月11日の夕方のことでした。今夜のメニューはトマトスープパスタにしようと考え、まずはスープ作りをするために、にんじん、玉ねぎ、ナス、ペコロスを下ごしらえし、圧力鍋にコンソメスープを入れ、鶏の骨付き肉を7本投入し煮込みました。刻んだ野菜をフライパンで、焼き目をつけ、煮込んだ圧力鍋の中に入れました。その間、火力を強くしたり、弱めたり、フタに付いているくるくる回るやつで、圧力鍋の水蒸気を抜いたりしていましたが、肝心なところで手順を間違えてしまいました。スープにトマトピューレも加え、しばし煮込んでから、火を止めて、まだ圧力が高い段階でフタを開けるときに、蒸気を抜くのを忘れてしまったのです。カミさんの静止する声が聞こえている中で、思わず手が動いてしまいフタを開けてしまいました。
▶︎というより、フタを開ける途中でものすごい蒸気が圧力鍋から四方八方に吹き出してしまったのです。せっかく新居に引っ越しできて、まだピカピカのキッチンがトマトスープだらけになってしまいました。おまけに、自分の着ていたシャツやズボンまでスープだらけになり、流し台の下にまでスープが侵入し、壁一面に飛び散り、本当にとんでもない有様になってしまったのです。私は、あっけに取られると同時に、「あーっ、これがジェームズ・ワットによって発見された蒸気の力なのだ!」ということを冷静に思い起こしていました。そばにいたカミさんは、急いでタオルや、キッチンペーパーを大量に取り出し、「せっかく新しい私のキッチンなのに」と言いながらも、せっせと手を動かしお掃除をしてくれました。そして、圧力鍋から水蒸気が吹き出した時、まさに子どもが帰ってきた瞬間でした。ドアを開けたら、プシューッという水蒸気の吹き出す音がしたので、子供もびっくりしていました。そして、「あ〜ぁ、お父さん、やっちゃったね。でも、今日はお母さんの機嫌がいいみたいだから良かったね」と、なかば呆れながら笑って言いました。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

『資本主義の極意』その6

2017年01月17日 | O60→70(オーバー70歳)
【193~194ページ】
主要な日本株の3分の1以上を外国人株主が保有しています。残りの株式の多くは、企業の持ち合いなど長期保有を目的としていることを考慮すれば、株価上昇の恩恵を最大限に享受できたのは、日本株を投機対象として売買している外国人株主ということになる。日本では一部の機関投資家や富裕層だけが儲かったにすぎません。

【202~203ページ】
現在の日本では、明治以来初めて「教育の右肩下がり」が進行しています。
資本主義が定着し、発展していくためには、就職するまでの基礎教育がきわめて重要になる。だから資本主義では、基礎教育期間が非常に長くなるのです。

【205ページ】
2013年の文部科学省の調査によると、国公立大学ですが年間の授業料が50万円以上かかります。私立大学の文系では平均して74万円、理系が104万円、医科歯科系では276万円もかかります。
日本経済が深刻なデフレに見舞われ、ビジネスパーソンの給料が下がる一方だった「失われた20年」の間でさえ、授業料は一貫して値上がりを続けました。その結果、文部科学省の「学校基本調査」によれば、ずっと右肩上がりだった大学・短期大学の進学率が、いったん2010年度をピークとして頭打ちとなり、その後も53~54 %台を保っています。

(ken)「主要な日本株の3分の1以上を外国人株主が保有」している現実については、JTの場合をみても同様でした。合計20億株のうち、政府および地方公共団体が6億6692万株強(33.35%)、金融機関(14.86%)、そして外国法人が7億3956万株強(36.98%)という持株保有となっています。私は社会勉強のためにも株を購入しようと思いましたが、そのたびにためらい「損をしたらしゃくにさわるし、得をしてもさほどのことはない」という理由で、いまだに一株も所有していません。今年中に、30~40万円の範囲で手をだしてみようとは考えていますが、どうなることやら。205ページの「教育の右肩下がり」については、「学歴は親の収入額に合致する」とか、「奨学金未払い問題」とかの言説で、何かと話題になってきました。資本の暴走が続き、価値の源泉である労働力さえ、継続的に再生産できない(少子化)状態を生み、さらに人的な競争力の前提となる教育がおろそかにされていることは、資本それ自体の自滅を意味しているのかも知れませんね。資本は地域をまたぎ増殖を続けますが、労働力という人は置いてきぼりになり、飢えと荒野が待っているなんて、断じて嫌ですね。(つづく)
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )