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『資本主義の極意』その4

2017年01月15日 | O60→70(オーバー70歳)
【132~133ページ】
工業の躍進によって、工業(工場)生産額は農業生産額を追い越した。工場労働者数は大戦前の1.5倍に増えて150万人を超え、中でも男性労働者は重化学工業の発展により倍増して、女性労働者の数に迫った。それでも、工業人口は農業人口の半数以下にすぎなかった。(『日本史A』)

【135ページ】
大戦前の貿易黒字も、1919 (大正8)年には輸入超過に転じてしまいます。この戦後恐慌に追い打ちかけたのが、1923 (大正12)年の関東大震災です。この関東大震災の影響で、銀行破綻がします。具体的にはこういうことです。
震災によって、企業は事業どころではありません。そのため、銀行は手持ちの割引手形の決済ができなくなります。
割引手形というのは、決済日以前に、銀行が利子率や手数料を割り引いて企業から買い取った手形のことです。だから決済日となったら、手形を発行した企業が銀行に決済することで手形の取引は完了します。
ところが震災が起きたことで、こういう割引手形の決済ができなくなってしまった。つまり、手形を発行した企業がお金を払えなくなったわけです。

(ken) 今でこそ「女性活用」とかいわれていますが、軽工業が中心だった日本の工場労働は女性が担っていました。繊維工場はもとより、たばこ工場でも同様でした。それが重化学工業、電器・自動車と変遷するなかで、農村の潤沢な潜在的過剰人口が工場労働者として供給され、現在に至っているわけです。農業は工業を優先する国策との関係で、保護政策によって守られたけれども、過疎化という現実よって時代の外に放置され続けました。本書を読みながら、農村に暮らしていた頃には気づかなったのですが、教科書を学んでいたはずなのに、まったく現実との関わりとして理解できない「授業」だったのかなと思います。135ページの関東大震災で何が起きたかについて、私は教科書の内容さえ断片的にしか記憶しておらず、歴史認識に関するメンテナンスを怠っていたと反省させられました。(つづく)
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ビックカメラさん、ありがとう!

2017年01月15日 | ここで一服・水元正介
▶︎iPhone6Plusのカメラが壊れてから、ソフトバンクショップ〜横浜の代理店と訪ね回り、横浜では大混雑のため、けんもほろろな対応にめげ、しばらくイライラしていました。
▶︎そこで、1月12日、川崎の代理店であるビックカメラに電話し、部品在庫も確認していただき、喫煙所で一服している間に、カメラを交換してもらえました。しかも、安心サポートに加入していたので無償でした。ピントの合った写真は、やっぱり気分が違いますね。
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