▼若い頃、私は友人たちと「3号雑誌にだけにはならないぞ!」と誓い合い、同人誌を発行しました▼お互い社会人ということもあり、続けていくのは大変でしたが、なんとか5号まで発行できました。今回の抜き書きは、編集について書かれています▼とくに「生活を編集する」という考え方は、とてもわかりやすく、今から心がけても遅くないと思いました。
【85~86ページ】
いちばんひどいのは、選挙のときの候補者の政見発表の広報である。吹き出してくなるような、あるいは目をおおいたくなるようなものが、かならずといっていいほど混じっている。本人の書いたもの、文章を一字一句変えず、そのまま印刷するから、つまり、編集がまったく許されないために、ああいうことになる。
編集が大切であると考える。編集が好きだからだろう。
あるとき、われわれの日常の生活も、形のない雑誌のようなものではないかと考えた。ぼんやり、なんとなくすごす一日は、編集のない同人雑誌のようなものではないか。そういう生活がおもしろかったり、世のためになったりするはずがない。われわれは、すべからく、生活を編集すべきである。そう考えたのである。
【85~86ページ】
いちばんひどいのは、選挙のときの候補者の政見発表の広報である。吹き出してくなるような、あるいは目をおおいたくなるようなものが、かならずといっていいほど混じっている。本人の書いたもの、文章を一字一句変えず、そのまま印刷するから、つまり、編集がまったく許されないために、ああいうことになる。
編集が大切であると考える。編集が好きだからだろう。
あるとき、われわれの日常の生活も、形のない雑誌のようなものではないかと考えた。ぼんやり、なんとなくすごす一日は、編集のない同人雑誌のようなものではないか。そういう生活がおもしろかったり、世のためになったりするはずがない。われわれは、すべからく、生活を編集すべきである。そう考えたのである。