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石原都知事の常識的は判断に拍手をおくりたい!

2008年05月04日 | たばこ弁護の諸説紹介
◎ 今、神奈川県では「公共的施設における禁煙条例化」に向けたパブリックコメントを募集しています(4月23日~5月23日まで)。たばこを吸う大人として、私はホームページから記入用紙をダウンロードし、自分なりの意見を書いて投函しました。その要旨については、近いうちに紹介したいと思いますが、今回は「神奈川県の禁煙条例」の考え方について、マスコミからインタビューを受けた石原東京都知事のコメントを紹介いたします(2008年4月22日、朝日新聞第2東京面「石原知事の発言から」)。

―― 神奈川県がレストランやパチンコ店などの施設を全面的に禁煙する条例の基本方針を明らかにしたが。

石原知事「初めて聞きました。私もですね、喫煙者じゃないからね、なるほどなと思うけども、たばこを吸う人だって、それなりに理由があって、自分の嗜好で吸っているんでしょうしね。まあ何というのかな、これはよしあしの問題じゃないね。それは一つの行政の姿勢でしょう。世論を背景にしているんだろうけども」

―― 都も同じ条例の制定は考えられるか。

石原知事「別に今、考えていません。かといって私は喫煙を奨励しているわけじゃないよ。それはね、やっぱり個人個人の趣味があるわけですしね。禁酒運動と必ず重なっているとは思わないけども、しかし人に言わせたら、いろんなドラッグが出てきたけど、お酒が一番危険でね、弊害が多いと言う人もいるわけだね。やっぱり兼ね合いで、人間の趣味の問題ですからね。難しいですな、これは。法律が一律的に規制するというのはね」(4月18日の記者会見)

◎ 私は喫煙するけれど、たいへんな下戸だから、お酒に関する引用にも同感できましたが、お酒好きの人にとっては迷惑なコメントと言えますね。でも、石原知事は「お酒が悪いから規制すべきだ」と述べてはおらず、逆に人間の趣味に関することにまで、行政が規制の対象とするのには無理があると言っているのです。文人でもある都知事としては、常識的な考えを述べたに過ぎないのでしょうが、とても新鮮な感じを受けたのでした。
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