その後のメダカ

畑のタンクに行きそびれているメダカたち。

買ってきたその日の夜、何を思ったかお父さんがメダカの入っている鉢に魚釣り用のエビを入れ、エアポンプを入れた。

「なんでエビ入れるん？」

「ツレに・・。」

・・・なんでやねん・・。

翌朝、エビは全滅していた。

メダカたちは元気だった。

お父さんが会社に行く前に水を交換してくれた。（かわいそうなエビたちを片づけてくれた。）

水道水の場合は日なたに出してカルキを抜く必要があるのだが、井戸水を入れたのでそのままでＯＫ。

・・そうそう、隠れる場所も必要だろうからそれを兼ねて炭を入れましょう。

以前お義兄さんにもらった竹炭を入れた。

エサは買ってきてなかったので、鯉に麩をやっていたのを思いだし細かく砕いた麩をパラパラっとやってみた。

食べてるみたい・・。


夕方、おじいちゃんが仕事場で育てている水草を持って帰ってきてくれた。

オオサンショウモっていうやつ。

・・「メダカの数に対してこの鉢は小さすぎる。」　　おじいちゃんが言った。

私は知っている。

　　　おじいちゃんは自分が作った水生植物の寄せ植えにメダカを入れようとしている。

　　　それはできない。特売で買った彼らの本来の任務はここに居ることではないのだ。


　　　　　


今、ボウフラ駆除の使命を受けたはずのメダカたちはこのような状態になっている。



ついつい構いたくなってしまう大人達のペットとなりつつある・・・。