梅雨入りしたそうです。
令和になって、3日目の朝。
おばあちゃんが死んだ。
義母である。
私の師匠が言ったそのままに、ほんとに私の手を煩わすことなく逝った。
義母という呼び方は好きでないので、おばあちゃんと書く。
本来のおばあちゃんと私の関係はどうであったのか。
元来良いものであったのかもしれない。
私たちを取り巻く環境によって、本来ではない形になっていたのかもしれない。
おばあちゃんが亡くなるであろうと感じた時から、自分自身の気持ちの整理をすることにした。
4カ月という期間は、私にとって十分なものだった。
あの時こうしていたらよかったと思うことが無いように。
それができたのは、本当にありがたいことだった。
おばあちゃんは、まだ私のところには来ていないが、50日祭のお祈りの時には、心底うれしそうな顔を見せてくれた。
ゆっくりさせてもらうわぁ・・・とのことに、いつもゆっくりしとるやろ・・・・と、小さく突っ込みを入れたが、それをものともしないくらいの笑顔で跳ね返してきた。
ひとりの人間の生きざまを見せてもらった。
午前中、小雨の中、川原で葦を刈った。
夏越の祓いに使用するもの。
去年は、おばあちゃんが葦の掃除をしてくれた。
今年は、私と妹とでした。
速いけど大雑把な私はおばあちゃんほど丁寧にはしていないかもしれないけど、良しとする。
川原の葦で輪を作り、輪くぐりをして厄を祓いこの先半年の健康を祈る。
自然とともにあり自然の中に生きてきた儀式だ。
自然に畏敬の念を持ち、自分も周りのものや人全てを大切に思い生きる。
雨は小康状態。
台風が来ているようですが、大きな被害がありませんように・・・。