自分
自分の手のひらから零れ落ちてしまってから
当たり前すぎて意識していなかったようなそれが、
大切なものだったと気がつく。
なくなった喪失感を痛いほど感じても、
それを持っていた 生み出した 自分は
まだ そこにいる。
なくしたものはかけがえのないものだけれど
まだまだ自分には大切なものがあることを
それを生みだすことができる自分がいることを
そしてそれを大切にすることを
神さんは教えてくれる。
昨夜は、友達が誘ってくれて映画を観た。
ベタな内容ではあったが、感動した。
涙腺が弱くなったと友達が言った。
でも、そうじゃないと・・・。
瑞々しい感性を持つ者は、その感性でそれを受け取り
経年して汚れた感さえついてしまった者たちは、その経験で感じる。
同じものを経験しても その中身は それぞれの経験により違うもの。
それが 奥が深いといわれる人となるのか。