初詣

小学校の修学旅行以来の奈良。

遙か彼方の記憶は・・、大仏殿の大仏様と若草山で犬に追いかけられ必死で走って駆け下りたことしかない。人生の中で一番速く走ったのではないかと記憶している。あのときの私は、ひょっとしたらこのまま空を飛べるのではないかとまで思った。

そんな貧弱な思い出しかない奈良に行くことになった。

 

お正月、次男が言った。

「連休は奈良の神社に片づけに行くから。」

 

・・・片づけって・・・、何をするんだろね。お正月の片づけかなあ・・・。

「お参りに行こう。」

 

ストーカー親父が言った。

 

「見つかったらどうする？」

・・・そんな心配はいらないほどたくさんの参拝者がいた。

今日は卯の日のお祭りだった。

 

　　　　

以前から行きたいと思っていたところ。

これもひとつのきっかけか。

 

　　　日本最古の神社の一つとされる三輪山をご神体とする大神神社（おおみわじんじゃ）。

 

今年初めてひいたお神籤は・・・、末吉。　　

いいことたくさん書いてありました。

ひいたお神籤は大事にもって帰ります。時々読み返してみて年頭の初心を思い出したり励まされたり・・・。今年一年の教示です。

三輪山沿いに山の辺の道というのがありました。

リュックを背負った人たちとも頻繁にすれ違う細い山道。

そこを通って狭井神社（さいじんじゃ）、桧原神社（ひばらじんじゃ）までハイキング。

けっこうな山道でしたが、なんともいえないいい空間に出会いました。

すれ違う人たちには、山歩きのマナー”あいさつ”を交わします。

「こんにちわ～」と発すると「こんにちわ～」と返してくださいます。なんだかとても幸せな気分。

 

渋滞を避けて・・・北上。

 

　　　　

 

箸墓古墳（はしはかこふん）です。

「どっから中に入るんじゃ～」とおばかな質問には無視。

卑弥呼のお墓説もあるそうですが・・・、そんな感じはしないんだけどなぁ・・。

 

日暮れ間近・・・。

 

　　

 

ここも日本最古の神社の一つ、石上神宮（いそのかみじんぐう）。

 

ここのご神体は神武天皇のご神剣だそうです。

 

 

　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

次男に遭遇することはありませんでしたが、いい一日が過ごせました。

 

しかし、神社に行った後は意識がなくなるほど深い眠りに落ちることがあるのだが・・・、今日はお父さん、帰り一人で二時間運転させてごめんなさい　　　　　

　　　　よう寝たらすっきりした～。（笑）

明日からまたがんばります。　

平成２５年

明けましておめでとうございます。

お正月はどのように過ごされたでしょうか。

 

私のお正月は例年通り。

元旦は、朝からお弁当の準備。

今年は、おつけものを信者さんが作ってくださいました。

来年からも恒例になるよう・・・。

お弁当は、料金をいただかないので材料の提供や奉仕など申し出があればとても助かります。

自分たちの手で・・・というのを最終的に目標にしていきたいのですが・・・、これは、徐々に・・・。

 

お正月は、たくさんの人が来られるので子供たちが小さいときから顔を見ることもなくバタバタとしてきました。当たり前になっていたのですが、子供には寂しい思いをさせてきたと思います。

その家庭その家庭でいろんなパターンがありますから、形態を変えていく我が家のお正月も考えて行かなくてはいけないかなと思ってます。

分かってくれていると思っていたことも自分勝手な思いだけであったことも確か。なんだかこれからのことを考えさせられた元旦でした。

 

流れに任せることの重要さ難しさ。

自分の思いを持たずして流れに任せることは簡単かもしれませんが、それでは意味がありません。

意志を持ちつつ流れに乗れるよう・・・心に思います。

 

外で生活している子供たちはそれぞれに自分たちの生活圏に帰っていきました。

寂しい気持ちと後悔の気持ちが残るのは子供から自立してないからなのかなぁ・・・・。

 

次男を送っていったその足でお参りしてきました。

お正月は５日の朝までオールナイトだったそうです。

 

 

　　　　　　　　

　

 

 

　　　　　　　　　　　　　　

 

扉は定刻で閉じられていました。

普段は白い御簾が風にふわふわと舞っているのですが、木の扉が閉められていたのでちょっと残念。

神様もオールなんてお疲れですよね・・・。

 

　　　　　　　　　　　

 

外宮のほうは・・・。

 

 

 

 

　　　　　　　　　いい感じ・・・。

 

癸巳のとし。

いい方向に向かいますように・・・。

できることを一生懸命するのみ