新聞の広告欄。
紙の媒体のターゲットは年齢が高いとみられているのか、健康・医療・老後・認知症に関することなどが多い。
気になることもたくさん・・・。
しっかり私もターゲットのなか。
去年、お正月明けに入院したおじいちゃんは94歳。
今年は、お守りの製作や節分の準備など多くの作業をしてくれた。
けして無理はしないようにと言ってはいるが、ついついということもある。
が、しっかりと時間で管理しているようで、自分の体に合ったスケジュールをこなしている。
ありがたい。
もうひとりの91歳。
おじいちゃんの妹である叔母。
こちらの方は、少し認知症の気配があるので、気をもむことが多いのだが、足腰と口がしっかりしているので、自由にしてもらっていた。
もらっていた、、というのは、現在、入院中。
おばあちゃんが亡くなってから、ここ4年ほど、叔母はケガすることもなく熱を出すこともなく風邪ひくこともなく、しっかりと健康だった。
困るのは少し前の記憶が曖昧になること。神様のお供えものを食べること。来客をつかまえては話し込むこと。
しかし、トイレも自分で行けるしお風呂にも入れるので、目をつぶっていた。
高齢の人と暮らすということは、危険なものやトラブルの種となりそうなものを排除し適切な距離をとることが大切だと思い、そうしてきた。
しかし、1月末に大雪が降ってから生活リズムが狂ってきた。
外に出ることがなくなった。
出ようと思っても、50センチ以上降り積もった雪のため出ることができなかった。
毎日、外を散歩し太陽の光にあたっていたのに、歩くことができなくなって1週間。
動けなくなった。
トイレは前日まで自分で行っていたのだが、行けなくなり食べものを食べなくなったので病院へ行こうと誘った。しかし、「寝てたら大丈夫」と、拒否。
無理強いしてでも連れて行こうとしたが、差し出す手を振り払い「なんで私が病院に行かないといけないのか」と拒否し続けるので家族で運ぶのは困難と判断し、救急車のお世話になることになった。
救急隊員の方たちに対しては愛想よくしてくれたので、スムーズに病院に行けた。
で、今、入院中。
人間は生まれた以上、死を迎える。
命が終わる時にはできるだけ自然がいい。
自分の体に合った動きをし、食べたいものを食べ、したいことをして、生き切る。
それが一番自然。一番負担の軽い生きかた。
理想だ。
叔母の状態は、経過観察中なのでなんともいえないが、
なるように なる。