多崎礼 著
第2回C★NOVELS大賞受賞。
十八諸島では、冬至の夜魔物が闊歩するという。
王島を中心に三重の輪になって島が回っている。
違う輪の島とは周期によって距離が変わる。
島々では蒸気塔をもち、その力で互いに行き来している。
なんとも不思議な世界。
「語り部」と呼ばれる仮面をつけた人が、島々の歴史や
人々の物語を語りながら旅をしている。
ある冬至の夜にであった二人の語り部が、互いに語り合う。
まったく関係ないような話のひとつずつが短編となっている。
しかし、読みすすめていくうちに、これが壮大な物語の
一部であることに気づくのだ。
世界観、設定、構成。どれをとっても秀逸だ。
ファンタジーなのだが、つくりものに終わらないしっかりとした
読み応えがある。
この世界に行ってみたいと思わせる魅力に満ちている。
第2回C★NOVELS大賞受賞。
十八諸島では、冬至の夜魔物が闊歩するという。
王島を中心に三重の輪になって島が回っている。
違う輪の島とは周期によって距離が変わる。
島々では蒸気塔をもち、その力で互いに行き来している。
なんとも不思議な世界。
「語り部」と呼ばれる仮面をつけた人が、島々の歴史や
人々の物語を語りながら旅をしている。
ある冬至の夜にであった二人の語り部が、互いに語り合う。
まったく関係ないような話のひとつずつが短編となっている。
しかし、読みすすめていくうちに、これが壮大な物語の
一部であることに気づくのだ。
世界観、設定、構成。どれをとっても秀逸だ。
ファンタジーなのだが、つくりものに終わらないしっかりとした
読み応えがある。
この世界に行ってみたいと思わせる魅力に満ちている。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます