スティーヴン・キング 著
映画化されたかの有名なサイコサスペンス作品。
熱心すぎるファンが裏切られたと感じたとき、
そこにはものすごい負のエネルギーが生じる。
可愛さ余って憎さ百倍そのものの物語だ。
著者自身もここまでとはいわないが、ファンからかなり怖い目に合わされたらしい。
人気商売って怖い。
ベストセラー作家ポール・シェルダンは「ミザリー」最新作の原稿をもって移動中、
吹雪の中で崖から転落する。
両足骨折という大怪我を負った彼を救ったのは、元看護師のアニーだった。
彼女は連載中の小説「ミザリー」の大ファンで、作者であるシェルダンの世話が
できることに感激していた。
しかし、彼女が「ミザリー」の結末を知ったとき、それは一変する。
納得しない彼女は狂気をむき出しにし、シェルダンを包丁で脅し、
さらには薬物中毒にさせて、思い通りの小説を書かせようとする。
もともと精神異常の彼女は、ミザリーへの思い入れも普通ではなかった。
一旦絶望から救われたと思わせておいて、徐々に相手の異常性があらわになり、
退路を絶たれていくさまは絶望的な恐怖。
もっと怖いのは「『ミザリー』のモデルは私だ!」と著者を訴えた女性がいたこと。
もはや眠れないレベル。
タイプライターの「N」のキーが壊れていて、そこだけ手書きする場面なんて
妙にリアルでなにか意味があるのか?と深読みしたくなる。
ちなみに映画も見た。
……すごく怖かった。
映画化されたかの有名なサイコサスペンス作品。
熱心すぎるファンが裏切られたと感じたとき、
そこにはものすごい負のエネルギーが生じる。
可愛さ余って憎さ百倍そのものの物語だ。
著者自身もここまでとはいわないが、ファンからかなり怖い目に合わされたらしい。
人気商売って怖い。
ベストセラー作家ポール・シェルダンは「ミザリー」最新作の原稿をもって移動中、
吹雪の中で崖から転落する。
両足骨折という大怪我を負った彼を救ったのは、元看護師のアニーだった。
彼女は連載中の小説「ミザリー」の大ファンで、作者であるシェルダンの世話が
できることに感激していた。
しかし、彼女が「ミザリー」の結末を知ったとき、それは一変する。
納得しない彼女は狂気をむき出しにし、シェルダンを包丁で脅し、
さらには薬物中毒にさせて、思い通りの小説を書かせようとする。
もともと精神異常の彼女は、ミザリーへの思い入れも普通ではなかった。
一旦絶望から救われたと思わせておいて、徐々に相手の異常性があらわになり、
退路を絶たれていくさまは絶望的な恐怖。
もっと怖いのは「『ミザリー』のモデルは私だ!」と著者を訴えた女性がいたこと。
もはや眠れないレベル。
タイプライターの「N」のキーが壊れていて、そこだけ手書きする場面なんて
妙にリアルでなにか意味があるのか?と深読みしたくなる。
ちなみに映画も見た。
……すごく怖かった。