道尾秀介 著
始まりのエピソードには正直イラッとした。
そうだよなあ、ダメ男ってこんなものなんだ。
人が一生懸命働いて貯めたお金の価値っていうものがわからない。
そしてそんな男にお金を渡してしまう弥生の弱さがはがゆい。
しかし、そのダメさが功を奏し、弥生は彼と決別する。
そして、いいように使われ責任ばかりを押し付けられる派遣の仕事を
やめる決意もする。
やけくそで出た旅で偶然知り合ったのは、家具会社の社長・蓮介。
父から継いだ会社を急成長させたのは彼の冷酷とも言える経営方針だ。
彼は自社の上海支社の開設のために訪中していた。
蓮介が経営する会社・レゴリスのモデルとして抜擢されたシュウメイは、
何も知らずにやってきた日本でひょんなことから弥生と知り合う。
弥生が上海で泊まった宿の女将とのつながり、祖父がつくるメロンへの愛情。
蓮介と父との絆と4つの○が描かれたマーク。
小さなエピソードが効果的に使われており、登場人物の人柄をよくあらわしている。
TVドラマとして作られた物語だけに、テンポよくきれいにまとまっている。
飽きずに読めるし、ラストも心地いい。
それだけに道尾作品としてはやや物足りない思いもあるが、それは贅沢かな。
ただ、ドラマ自体は原作からかけ離れていた模様。よくわかりません。
始まりのエピソードには正直イラッとした。
そうだよなあ、ダメ男ってこんなものなんだ。
人が一生懸命働いて貯めたお金の価値っていうものがわからない。
そしてそんな男にお金を渡してしまう弥生の弱さがはがゆい。
しかし、そのダメさが功を奏し、弥生は彼と決別する。
そして、いいように使われ責任ばかりを押し付けられる派遣の仕事を
やめる決意もする。
やけくそで出た旅で偶然知り合ったのは、家具会社の社長・蓮介。
父から継いだ会社を急成長させたのは彼の冷酷とも言える経営方針だ。
彼は自社の上海支社の開設のために訪中していた。
蓮介が経営する会社・レゴリスのモデルとして抜擢されたシュウメイは、
何も知らずにやってきた日本でひょんなことから弥生と知り合う。
弥生が上海で泊まった宿の女将とのつながり、祖父がつくるメロンへの愛情。
蓮介と父との絆と4つの○が描かれたマーク。
小さなエピソードが効果的に使われており、登場人物の人柄をよくあらわしている。
TVドラマとして作られた物語だけに、テンポよくきれいにまとまっている。
飽きずに読めるし、ラストも心地いい。
それだけに道尾作品としてはやや物足りない思いもあるが、それは贅沢かな。
ただ、ドラマ自体は原作からかけ離れていた模様。よくわかりません。