春のこの時期は古本市が各地で行われている。先日そんな古本市に出かけてみたら、偶然にも思わぬ掘り出し物を見つけてしまった。あの、池田晶子さんが自ら絶版にしたという単行本『最後からひとりめの読者による「埴谷雄高」論』を見つけたのだ。もちろん買い求めたのだが、値段もごく普通の古本価格であった。池田晶子さんの古本を探しに行ったわけでもなかったので、本当に驚いた。そもそもこの本自体が、池田晶子さんの著作リストに載っていないから、存在自体を忘却していたくらいだ。
題名と同じ論文は『メタフィジカ!』や『オン!』にも掲載されているが、『オン!』に書かれている通り、この『最後からひとりめの・・・』に掲載されている方の論文は、後のものとは随分違っていた。章立ても異なっている。今ここでその内容に触れる余裕はないが、ゴールデンウィークに古本市にでも出かける際は、池田晶子さんの絶版本もちょっと気にしてみてはどうだろうか。
題名と同じ論文は『メタフィジカ!』や『オン!』にも掲載されているが、『オン!』に書かれている通り、この『最後からひとりめの・・・』に掲載されている方の論文は、後のものとは随分違っていた。章立ても異なっている。今ここでその内容に触れる余裕はないが、ゴールデンウィークに古本市にでも出かける際は、池田晶子さんの絶版本もちょっと気にしてみてはどうだろうか。