山域山名:越後・金城山(新潟県)
期 日:2014年11月12日(水)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい
行動記録:諏訪神社270m(7:45)~高棚登山口(8:10/8:20)~870m(9:20/9:30)~稜線1180m(10:20/10:25)~金城山1369m(10:45/12:00)~4合目(13:30/13:35)~槻岡寺(14:15/14:25)~諏訪神社(14:45)
<天候:曇り>
巻機山には数え切れないほど登っているが、いつも素通りしていて、前々から登りたいと思っていた金城山に行ってきました。
金城山は巻機山から北に延びる尾根上にある前鋭鋒だが、六日町からとてもよく目立つ山で、地元の方によく登られています。
里山というには山容が厳しく、とても登り甲斐の山です。
今回のルートは、登路に高棚コース、下降路は観音山コースの周回ルートを取る。
高棚コースは2011年7月の豪雨被害以降、まったく整備されておらず、半ば廃道化しつつある。
車を農道の空きスペースに置いて、諏訪神社から出発。
エアリアに載っている林道は豪雨による崩壊で通行は困難らしいので、諏訪神社から直接山腹に付けられている林道をたどる。この林道は土砂崩れの復旧工事中で、ユンボが置かれていた。
高棚コースの登山口は草が覆い茂っていて、このポールが立っていなければ、通り過ぎてしまう。
取り付きからこんなヤブっぽい道が延々と続く。
600m付近までは紅葉もきれい。
高棚コースの下半分を見上げる。左が7合目、右が山頂稜線。
時々、背丈もあるヤブを漕いでいく。このままいくと、あと数年で完全に覆い尽くされるだろう。
7合目下、800m付近の岩峰。ルートは左側基部を巻いていく。
7合目の先は、これまでの急登が嘘のようなホッとするブナ林が拡がっていた。
北之入コースの分岐。沢沿いを通るこのルートは、完全に崩落していて通行禁止になっている。
またまた深い笹藪。
稜線直下の鎖場。
稜線で観音山コースと合流。分岐にはロープが張られていた。
魚沼平野の素晴らしい眺め。
こんな大きな地滑りが至る所に起きていた。
金城山の頂きへ。最高地点は避難小屋の先だが、標識は手前の岩峰上にあった。
山頂稜線は岩峰が続く。
この岩上が金城山のビューポイント。
高棚川を挟んだ1475m峰と、奥に巻機山。
金城山山頂の岩峰群。
立派な避難小屋。
パラッと通り雨が来たので、小屋の中で昼食。休んでいたら、長岡の地元の方2名が登ってきました。
下山は観音山コースへ。越後三山も今週末の寒気で真っ白になるだろう。
ブナ美人林にうっとり。
観音山コースも急坂の連続だった。
4合目からの観音山コース。奥には山頂が見えている。
北麓にある雲洞集落。
紅葉の尾根を下る。
3合目には松の巨木も。
2合目には石仏群。ここからも山頂がよく見える。
雪囲いも終えて、長い冬に備える長崎集落。
石仏に見送られて。
見事な紅葉も楽しみながら。
槻岡寺脇の登山口へ下山。
急峻な尾根と中腹には穏やかなブナ林、至る所から山麓の展望を眺めながら、金城山も名山でした。
4月の金城山と巻機山。積雪期にも登ってみよう。
下山後には、久しぶりに湯沢唯一の硫黄泉「山の湯」へ。
脱衣場には過去の積雪深図表が掲げられている。
昭和の時代は、山麓でもしっかり雪が積もっていたのがよく分かる。
平成に入って、少雪の冬が続いた。
近年は大雪と少雪が交互といったところか。今冬はどうなるか?
駅前の中野屋に寄ったが定休日だったので、お向かいの越後屋のへぎ蕎麦を食べて帰りました。