山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

大高山

2018-02-21 | 2017-18山スキー
山域山名:旧六合村・大高山(群馬県)
期  日:2018年2月4日(日)
参 加 者:みやぶー(単独)
行動記録:白根開善学校1120m(8:30)→小倉林道→馬止登山口1330m(9:30)→ミドノ沢横断1360m(10:00/10:10)→ミドノ尾根1671m(10:55)→天狗平1780m(11:30/11:40)→大高山2079m(12:35/13:05)~天狗平(13:20)~ミドノ沢源頭1760m(13:30/13:40)→オッタテ峠1853m(14:00)→鷹巣尾根滑降点1870m(14:10/14:20)~一ツ石ボウル~馬止登山口(14:55)~開善学校(15:10)
<天候:晴れ後曇り、一時小雪>

旧六合村(現中之条町)の最奥、野反湖から志賀に抜ける縦走路にひっそりと聳える大高山。
夏でも登山者は少なく、冬季となれば訪れる人は稀でしょう。

秋に偵察したら、大高山から南面にたたずむ天狗池がとても印象的で、山頂から天狗池に1本滑りたい!と思っていました。

今冬はこのエリアでもまずまずの積雪があり、天候も持ちそうなので単独で入山。

スタートは開善学校先の林道から。登山者用の駐車場はなく、除雪で林道も狭くなっているので車は通行の邪魔にならない場所を探しました。




単調な小倉林道を1時間ほど歩くと、夏の馬止登山口。
スキーのトレースは前日にゲストを案内した、うらやまガイドさんのもの。北アルプスのとある場所でお会いした際はお世話になりましたm(_ _)m




鷹巣尾根には取り付かずに続く作業道を進む。




ミドノ沢は水流がずっと出ていたので、どこで渡れるかがポイントだったが、ここなら何とかなりそう。




木が密なミドノ尾根に上がり高度を上げていくと、次第に展望が利いてきた。一ツ石は鷹巣尾根上の顕著なピークでよく目立つ。




振り返れば中之条の山々。




草津白根山の噴火は突然で驚きました。どうか収まってほしい。2015年2月に石津鉱山跡から本白根山に登ったが当分は難しいだろう。




鷹巣尾根からミドノ沢へはまさに、うらやまなルートがたくさん隠されていますね。







今日はミドノ尾根をスキーでトレースするのも目的の一つでした。




厳冬期の天狗池にやってきました。




人のにおいもまったくなく、ホント別天地ですね。




最高のスキーハイクです。




メローな大高山斜面を登る。




素晴らしい。この景色が見たかった。




白根山と志賀横手山。見慣れない角度から見るとこんな山容だったんだ、と新しい発見です。




真っ白な岩菅山は圧倒的な風格。




雪庇の尾根を登ると大高山山頂へ。




白砂山と堂岩山はいつか滑りたい山。八間山は2016年1月に滑りました。




では、天狗池に向かって滑ります。雪質はもちろん六合村ドライパウダー。







天狗池にお絵かき。




ミドノ沢源頭に滑り込んでから、シールでオッタテ峠に登り返しました。




振り返ると天狗池と大高山。深山の雰囲気が抜群ですね。




鷹巣尾根はここからドロップします。正面のピークは一ツ石。




この斜面をミドノ沢に滑り込んでもよかったが、初めてのルートで天候も怪しくなってきたので、安全策をとって尾根下をトラバース滑降。




支尾根を乗っ越して一ツ石ボウルに入ります。




日当たり斜面はクラストしていたので、北面に回り込んでパウダーゲット。内陸性の六合村パウダーは滅多にお目にかかれない独特の乾いた雪質でした。




サンクラストになった鷹巣尾根下部は忍耐滑降。馬止登山口からは林道を滑ってTheEND。




地形図を見ながら未知のルートをトレースするのはちょっとした冒険気分でした。
派手な滑り系ルートが流行る昨今ですが、山スキーの原点を久しぶりに楽しんだ山行でした。