山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

山スキー百山

2015-11-18 | 日記
スキーアルピニズム研究会(RSSA)から「2015年版山スキー百山」が発刊されました。
これまでの‘手作り’から山と渓谷社に発行が移って、見るからに豪華に、ページはカラー刷りに写真付き、それに詳細な地形図がガイドされています。





「オリジナルの百山」は、No.24-25/1998年発行、
「その後の15年」は、No.39-40/2013年発行、
そして新「百山」が2015年。

オリジナルから今回の新百山には、結構、見直しされている。山渓から出版という理由もあったかもしれないが、17年の歳月で新しいルートが開拓されたことも一因だろう。
深田百名山を今、彼が選び直したら、きっと相当な数の名山が変わるに違いない。

昨今のバックカントリーブームで、たくさんのガイド本が出版されてますが、山スキーの達人達が書いた記録はやっぱりいい。
山スキーだから当たり前だが、しっかり登って滑る本来の山スキーが凝縮されている。

自分がトレース済みのルートは、当時の山行を思い出して納得し、まだ滑っていないルートは、未知の斜面にシュプールを刻む姿を想像する。(実はこれも楽しい)
黒部横断やオートルートなどのロングルートや、南北アルプスのルンゼ系も多く紹介され、自分の実力ではまずは無理だろうなというルートもある。


No.35の地域研究・谷川岳周辺の山スキーは、バイブルとしているし、
RSSAが1981年に発刊した山岳スキーコースガイドも、「クラシックコース」満載で楽しい。




自分が山スキーを始めたのが1983年。道具が格段に進歩し、すべてが軽量化され、ずいぶんと山スキーの指向も変わった。

でも、地形図を読みながらピークに立って、中腹のブナ林を巡るツアーもめちゃくちゃ楽しい。
今シーズンもそんなルートを刻んで行きたいが、雪不足になりそうで心配…。
これから雪がたっぷり降り積もってくれることを期待!!