山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

草津白根山(石津硫黄鉱山跡ルート)

2015-02-06 | 2014-15山スキー
山域山名:草津白根山(群馬県)
期  日:2015年2月1日(日)
参 加 者:みやぶー、ふくせんぱい、Kino
行動記録:北本(4:00)=嬬恋村今井仙之入1080m(7:20)→1441m(8:45)→石津硫黄鉱山跡1520m(9:20/9:40)→赤川右岸尾根1850m(10:40/10:50)→稜線2130m(11:55)→本白根山2171m(12:25/12:40)→稜線直下2090m(13:00/13:15)~石津硫黄鉱山跡1530m(13:45/14:05)→1441m(14:30/14:50)~仙之入1080m(15:15)
<天候:雪、稜線はブリザード>

草津白根山は、湯釜のある白根山2160mと鏡池がある本白根山2172mの二つの大きなピークで形成されているが、山頂のすぐ下まで志賀草津道路と草津温泉、万座温泉、表万座と三つのスキー場リフトもかかり、一般的には登山の対象としては魅力が薄い。
しかし、地形図をよく見ると、標高差千メートル級の尾根が南面に何本も延びていて、いつか山スキーで登ってみたいと狙っていた。

今冬の多雪と南岸低気圧の降雪後も強い冬型で、草津白根にも新雪がたっぷり積もり、このチャンスを逃す手はない。
冬季や山スキーの記録がまったくない嬬恋村今井から石津硫黄鉱山跡を経由するルートで本白根山に登ってきました。


今日も強い冬型。朝陽の光だけが暖かい。




車を駐める場所を探したら、トイレがある公共駐車場があった。




強風で積もった雪が容赦なく叩く。




目指す白根山は雪雲で見えない。




ショートカットしようと雪原になったキャベツ畑を横断するが、ネットの柵を越えたり急な道路法面を下りる羽目に。急がば回れか。




冬季閉鎖中のパノラマライン。




農道を行く。




キツネがいた。




動物避けの電気柵か。




キャベツ畑から山に入る。意外や白樺林だった。




こんな不思議な岩も。




林道を横切り、電線跡の切り通しを行く。




森の中はカモシカの遊び場。




再び林道を行くと、石津硫黄鉱山跡地へ。はめ込まれた案内板は外されていた。




このあたりに学校があったらしい。




草津白根山は昨春から火山性微動が頻発している。




白根硫黄鉱山跡に通じる林道。




朽ちかけた送電施設が残っていた。




ここにも建物があった。




さらに進むと、深い雪の中にとうとうと流れる川が。




硫黄の匂いがプンプンする温泉でした。




お湯は37,8℃くらいとぬるめ。







すぐ上には、丸太で塞がれた坑道の入り口?




この下にはコバルトブルーの温泉(有毒な鉱毒水)が沸いているらしい。




やっと赤川右岸尾根に取り付く。




1750mくらいから針葉樹に。




1850m上斜面はパウダーゾーン。




小尾根に上がる。




森林限界を超えて。




稜線に上がる。




火口はブリザード。







本白根山頂が見えた。




最後はうねった雪庇の稜線。




ついに山頂です。気温はマイナス13℃。




下山もブリザード地獄。




樹林に入ってシールを取る。メローなパウダー。




夏道尾根に張り出す雪庇。




ここからドロップ。




ドライパウダーゲット! いや~最高でした。







そのまま沢をクルージング。







ばんざ~い。




再びシールを貼って。




1411ピークからシールオフ。




最後は農道にお絵かき。




里は晴れてました。




今日は、探検気分の山スキーでした。楽しかった。