山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

北海道の山旅…7/24斜里岳

2013-08-20 | 201307北海道遠征

日   程:2013年7月24日(水)
山域山名:知床・斜里岳(オンネヌプリ)
行   程:岩尾別温泉(8:20)=清岳荘680m(10:20/10:30)→下二股(11:15/11:25)→旧道→上二股(12:35/12:50)→馬の背(13:10/13:20)→斜里岳1547m(13:35/14:10)→上二股→新道(14:50/15:00)→能美峠(15:10)→下二股(15:40/15:50)→清岳荘(16:20/17:30)=斜里市街(19:00/21:10)=遠軽町(24:00)

<天候:晴れ、稜線は時々霧>
知床連山縦走が無事に終わり、今回の北海道遠征もうひとつのメインとした日高山脈幌尻岳に向かうため、今日は登山口までの移動であったが、道南から胆振日高地方にかけて、昨日から雨雲がかかってずっと天候が悪い状況。
今日、明日以降も日高周辺は湿った南風の影響を受けて天候が思わしくなく、明日以降は、日本列島を大きな低
気圧(寒冷渦)が覆って、道内全域も下り坂に向かうとの予報が出ている。
山テン、TV天気予報、ネット気象サイトを見ながら…‘う~~~ん’と考え、今日のこの晴天が最後かも?、これを逃してはもったいないので、まだ登ったことがない近場の斜里岳に登ることにした。

岩尾別温泉をあとに。羅臼岳がまぶしい。

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斜里に向かう途中から知床連山を振り返る。

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ジャガイモ畑の向こうに海別岳。96年GWに山スキーで登った思い出の山。

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市街のコンビニで行動食を買って斜里岳に向かう。

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清岳荘駐車場からの素晴らしい眺め。青いオホーツク海と眼下にはパッチワークの畑が拡がる。

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10:30と遅めの出発になってしまった。我々のあとには若者アベックがひと組いただけだった。

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ご覧のように、清岳荘の管理人が登山口に詳細な情報を出してくれている。
入山ポストに設置してある登山者名簿に(北海道の登山口にはほとんど置いてある)、入山時刻と下山予定時刻を記入するのだが、下山が遅くなる登山者も多いらしく、管理人が夕方になるとチェックしていました。

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一般ルートといえでも、石伝いに渡渉が続く。

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こんなへつりも。沢登りをしていれば、楽しくて仕方がない。

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下二股から旧道は、ほとんど川歩き。

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羽衣の滝。

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水線脇を登っていく。水量が多ければ沢靴が必要か。

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方丈の滝。左岸斜面に固定ロープがあった。

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見晴らしの滝。右岸の水線脇を登っていく。

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名前のとおり、まさしく見晴らしがいい。

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トカチフウロ。

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ナメ滝が続く七重の滝。

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旧道は美しい滝の連続で、青い空と冷たい水も流れて超快適でした。

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クルマユリ。

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稜線が近づいてきた。

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上二股に近づくと、流れも細くなってきた。

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胸突き八丁と呼ばれる急坂は、さすがに汗びっしょりとなった。
馬の背からの1508mピーク(手前)と左に南斜里岳1442m。

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奥が斜里岳山頂1547m。

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雲海に浮かぶ海別岳。

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馬の背の奥に1480ピーク、東峰1452m。

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ヨツバシオガマ。

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チングルマ。

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開拓したあとがよく分かる。

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山頂まであとほんの少し。

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斜里岳山頂。

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下山路は上二股から新道を取る。1256mピークと手前が能見峠。快適なスカイラインだ。

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一ノ沢源頭部に拡がる斜里岳稜線。左から斜里岳本峰、鞍部が馬の背、1480ピーク。

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この景色は北海道でしか見られないでしょう。

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平成16年に立て替えられたきれいな清岳荘と斜里岳山頂。素泊まり1500円だそうできっと快適でしょう。

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ベンチ前で夕食を食べていた三重から来た方としばし談笑。まちわびた定年後の
初めての北海道で、7月初めに名古屋から太平洋フェリーで約1ヶ月間、ひとりで山を登りながら旅をしているそう。
道南の羊蹄山から日高幌尻岳、楽古岳、暑寒別、夕張、大雪十勝、二ペソツ、阿寒と登って、明日は斜里岳へ。とても楽しそうでした。(うらやましい~)

幌尻岳は、占冠林道からポロシリ山荘に泊まって往復したそうで、林道ゲートから片道19キロを歩き通せば、渡渉もなく幌尻岳を登れるらしい。最近は、幌尻山荘の混雑を避けてツアーもあるようで、最近は歩く人が増えているらしい。
憧れの七つ沼カールでテン泊はできないが、悪天でなければ最後の2日間に強行できなくはないかも?、とプランのひとつに入れることにした。


下山後に、百名山・斜里岳にふわしい山容を眺める。

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麦畑、じゃがいも畑の奥に知床連山。最高ですね。


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走っていて偶然見つけた来雲公園。

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斜里岳の伏流水が沸くところで、名水をたっぷり補給しました。

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夕暮れの中斜里駅にも。

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画になる風景だ。中斜里駅の次は知床斜里駅へ。釧網本線はまだ踏破していない。

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待合い室にはこんなかわいいメモもありました。小学生が書いたかな?

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残照の斜里岳。

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GSのおじさんに教えてもらった斜里市街にあるグリーン温泉へ。入浴料420円。
原生亭もそうだったが、鉄分が強い茶色の温泉で熱いのなんの。地元の温泉はみんな熱い風呂が好きなようです。

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温泉に入ったあとは夕飯。その前にコインランドリーに洗濯物をぶち込んで、教えてもらった里味へ。

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注文したのは、知床産鮭ほぐしみ&生ほたて丼。1180円。海の幸が最高でした。

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天気予報をチェックしたところ、道南や日高方面は相変わらず明日も雨の予報。
道央方面は崩れるのが遅めとの予想があったので、より雨雲がかかりにくい大雪山北東側にあるニセイカウシュッペを目指すことに決める。
斜里から登山口のある上川町までは約250㎞。行ける所までいこうと深夜のロングドライブへ。


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