山スキーと山歩き みやぶろぐ

山スキーと登山など、きままに書いてみます

北海道の山旅…7/23知床連山縦走(後半)

2013-08-09 | 201307北海道遠征

日   程:2013年7月22日(月)~23日(火)
山域山名:知床連山・羅臼岳、三ツ峰、サルシイ岳、オッカバケ岳、南岳、知円別岳、硫黄岳
行   程:7/23 二ツ池(5:40)→南岳1459m(6:30/6:40)→知円別岳1544m肩(7:35/7:50)→第2前衛峰(8:50/9:00)→硫黄山分岐(9:15/9:20)→硫黄山1562m(9:40/9:50)→硫黄山分岐(10:00/10:30)→硫黄沢雪渓最上部1280m(10:55/11:00)→雪渓末端1000m(11:25/11:35)→沢出合(11:45)→尾根850m(12:00/12:10)→新噴火口(12:25/12:30)→硫黄山登山口240m(13:25)→カムイワッカ橋(14:00)=タクシー=岩尾別温泉地の<泊>

<天候:晴れ、稜線は時々霧>
縦走2日目。昨日がんばって行程の半分以上来ているので、朝ものんびり準備する。

最果ての朝焼け。

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二ツ池からは上の池の西側を通る新ルートを登り稜線へ。
南岳まではこんな感じの藪漕ぎが続いた。

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知床にはこんな道標が多い。

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朝方は霧に包まれていたが、次第にクリアになった。
硫黄平を囲むように連なる硫黄岳。硫黄平は雪渓もあって熊の遊び場だろう。

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南岳山頂。

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迷いやすい場所には標識杭が立っていた。

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知円別平と知円別岳。

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最高のポーズ。

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至福の縦走路が続く。

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お花畑に囲まれて。

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知円別岳肩からの硫黄山。

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東岳稜線と雪渓下部は第二火口。

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「中の廊下」を行く。

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尖った知円別岳を振り返る。

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中の廊下を過ぎると、稜線に奇岩が立った足場の悪い道となった。
ふと上を見たら単独登山者が降りてきた。カムイワッカを昼に出て、日没後の硫黄岳付近で迷ってビバークしたとのこと。中国にも住んでいた山慣れた山ヤさんだったが、人が恋しかったらしく長らく話し込んだ。登路の硫黄沢雪渓で熊の親子を見たというから、さぞかし心細かっただろう。

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奇岩帯を抜けて。

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眼下の硫黄平の彼方に羅臼岳が姿を現した。素晴らしい景色。

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硫黄岳に向かって明るい縦走路が続く。

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雪渓が残る斜面はルートも踏み跡程度しかない。

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第2前衛峰からの硫黄岳。

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硫黄岳直下は迷いやすい地形だ。

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バックは第2前衛峰。

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チングルマの大群落と硫黄岳。
分岐にザックをデポして山頂へ登る。

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硫黄岳山頂。

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尾根の向こうは知床岳。

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お花畑の分岐でのんびり昼食を取って、縦走路から硫黄沢へ向かって下山開始。
硫黄岳まで来ると、硫黄岳ピストンのハイカーが数組いた。


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雪渓の途中で先輩のザック故障(肩ショルダーのプラスチックが経年劣化で破損)があったものの応急処置をする。
夏ルートだと涸れ滝の嫌らしいトラバースがあるらしいが、快適に雪渓を下る。
昨日、この雪渓で熊の親子が遊んでいたらしいので、神様~遭いませんように…。

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雪渓がなくなると、ルートは沢歩き同然。北海道はこんな道が多い。

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沢出合から鬱そうとした尾根を下るが、岩場があるとこんな景色が見られる。

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新噴火口に出たら携帯が通じたのでタクシー会社に電話。カムイワッカの約束を4時から2時に変更。

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至る所で硫黄が吹き出していた。

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新火口下部には昔の硫黄採掘跡があった。

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どんどんオホーツクが近づいてきました。

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硫黄山登山口へ。お疲れさま~。

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看板のとおり、この周辺は熊の出没多発地帯。今年は山に上がった?らしいが、去年までは登山道に頻繁に出て、登るのを諦めた人もいたとか。

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知床林道のゲート。ちゃんと事前に許可申請はしました。

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カムイワッカは観光地の賑わい。

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観光客はこの上で湯滝を楽しんでいるようだ。

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カムイワッカから岩尾別温泉までタクシーで移動。料金は定額で8千円でした。

まずはビールで乾杯して、びしょ濡れのテントを乾かした。

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ザックの荷物を部屋中に拡げて、汚れた服を洗濯機に入れて、と忙しく仕事を終えて、お楽しみの露天風呂でまったり~。

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硫黄山をバックに乾杯!!

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知床連山は、これまで歩いたなかでも3本に入る素晴らしいルートだった。
やっぱり北海道の山は格別です。

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