山域山名:平標山(新潟県)
期 日:2013年3月17日(日)
参 加 者:みやぶー、ドクターQ、Kino
行動記録:火打峠970m(7:10)→ヤカイ沢1300m(8:02/8:10)→稜線(9:20/9:25)→平標山1983m(9:38/10:05)~西ゼン滑降~東ゼン出合(10:54/11:05)~仙ノ倉谷群大ヒュッテ(11:40)→毛渡橋550m(12:18)
<天候:快晴>
車1台を毛渡橋付近の路肩に置いて火打峠へ向かう。国道の雪壁も最近の暖かさで1m以上は低くなっていた。駐車場は完璧に除雪済みで、すでに10台ほどの車が駐車していた。
準備をして出発。別荘地道路の雪壁はいつもの半分くらいだろうか、小出から入広瀬にかけては例年以上の大雪だが、同じ越後でもずいぶんと積もり方が違う。
林道からヤカイ沢へ向かう。もうすでに巨大なデブリが出ていた。
尾根取り付きからクトーを装着、昨夜の新雪が斑状にうっすら積もっているが、気分がいいほど硬いバーンにクトーの歯が効いて快調に登る。
尾根上に出ると視界がいい。手前に筍山、奥に佐武流山と白砂山。
苗場山はどこから見ても目立つ。
秩父連山の奥には富士山まで見えた。
稜線下は雪付きが悪い。
融雪が進んで、稜線下には大きなクラックが形成されていた。
稜線からの大源太山。平標山頂まではあとわずか。
快晴の平標山頂だが、着いた途端に風が強くて寒い。さっきまでのポカポカが嘘のようだ。
西ゼン源頭と、遠く巻機山と越後三山。
谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、朝日岳と、奥に尾瀬燧と至仏山。
苗場山の左手には、北アルプス白馬三山。
360度の上越国境のパノラマを写真に納め、間食をかじりながら滑降体制に入る。
いざ、西ゼンへ。
山頂直下は硬いシュカブラ混じりのハードバーンで転倒しないように慎重に滑る。
稜線から一段下がったら、新雪斜面となった。
バックは平標山頂。
パック気味だが特大斜面にシュプールを刻む。
大雪原から西ゼンに引き込まれるように源頭のU字状斜面へ滑り込む。
沢の中も雪煙が舞う。
斜度はだんだんきつくなって、急に視界が開けて、西ゼン第二スラブ上へ出た。
滝の落ち口は小さいながら口を開けていた。スキーヤーズレフトの急斜面を慎重に滑る。
見上げると逆光に雪煙が舞って、素晴らしい景観だ。
青い空と飛行機雲。
第二スラブ全景。
眼下の第一スラブは完全に雪に埋もれている。
沢が右に曲がる付近はデブリ地帯。
そこを通過すると大根下シ沢出合いまで快適な斜面が続いた。
東ゼン左岸の壁。
大きく屈曲する西ゼン。
イイ沢。
広い大根下シ沢。
ここから下部は気温も上がってストップスノーとなった。
平標沢出合までは緩斜面をのんびり滑る。
先々週に登った日白山。
平標沢出合。
仙ノ倉谷。
仙ノ倉谷は右岸を進み、途中でスノーブリッジを渡った。
群大ヒュッテはハイジの世界。
林道は昨日のトレースとスノーモービル跡があったので、登り以外は何とかスキーは滑った。
仙ノ倉山北尾根は美しいスカイライン。
滑ってきた西ゼンは壁に見える。
毛渡橋に着くまでにはたっぷり汗をかいたが、まだ除雪が入っていないので楽だった。
火打峠から毛渡橋まで約5時間、最高に楽しい西ゼン滑降でした。
↓↓↓西ゼン滑降の動画↓↓↓
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YouTube: 2013.3.17平標山西ゼン