メダルの行方と気持ち

男子サッカーは韓国に敗れました、島岡美延です。
女子に続くことはできず、選手のどうしようもない悔しさが伝わってきます。
「3位決定戦」って、銅メダルのチャンスと同時に、準決勝で負けたから回るわけで、最後に「続けて負ける」ことも。
男子サッカーは、初戦でスペイン撃破、無失点の堅守が続いたので、準決勝と3位決定戦は、観ていて辛かった・・・。
水泳や陸上トラックなどは「決勝は8人」でスタートして、1、2、3位。
ゴール直後に電光掲示板を見て、初めて自分の順位がわかったり（ボルト選手は別？）。
体操など「順番に行う」競技は、あとから登場する選手に「得点が抜かれないように」と思いながら待つ、あるいは「自分が上にいく」と考えて挑む・・・。
試技順や心理戦も大きそう。
球技や格闘技などトーナメント競技は、勝ち上がりの組み合わせがやはり気になるもの。バドミントンの失格もありました。
競技の特質と気持ちの切り替えの大切さ。
メダルは「世界のトップ3」の証。入賞だって一桁以内、胸を張って！

進化する、やまとなでしこ

3時半に起きました、島岡美延です。
なでしこジャパン、アメリカと渡り合って銀メダル。おめでとう！
W杯優勝で、単に「北京の忘れ物」を取りに行くだけではすまなくなった女子サッカー。
「期待されること」の苦しさも計り知れず。見事にそれを味方にして偉業達成です。
キャプテンが宮間選手になり、北京五輪GKの福元選手が再びレギュラーに。
病気で戦線離脱もあった澤選手が最後まで走り、19歳の岩渕選手は、惜しいシュートを阻まれた記憶から奮起するはず。
W杯から進化したなでしこは、もう次の目標を見据えています。
レスリング女子55㌔級では、「旗手になるとメダルは・・・」というジンクスをものともせず、吉田沙保里選手が力強く3連覇！　
「負けたことで強くなれた」という言葉は、この五輪で悔しい思いをしたすべての選手に響いて欲しい。
実は、サッカーと同時間帯、女子バレーの準決勝ブラジル戦も気になりました。
3-0で敗れ、次は韓国との3位決定戦って、男子サッカーと同じ！
最後まで、がんばれニッポン！

ヒーローが大集結したら

ニッポン女子強し！　島岡美延です。
レスリング女子63㌔級の伊調馨選手は、3連覇！
48㌔級の小原日登美選手は「最初で最後」の五輪で金メダル！　ただただ、素晴らしいです。
そして明日未明、女子サッカー決勝戦。相手は待ちに待ったアメリカ。舞台が整いました。
映画界でも、アメリカが日本に挑戦状？　
『アベンジャーズ（14日先行公開）』をご紹介します。
キャッチコピーは「日本よ、これが映画だ」。
地球滅亡の危機を前に、人類に残された最終手段、それは巨大な力を持つヒーローたちを最強チーム「アベンジャーズ」として招集するという究極の選択。
自らの意思に反して集められた彼らは、一つのチームとしての戦いを拒む。
人類史上最大の敵による恐るべき計画が進む中、次第に明らかになる各々の知られざる過去と苦悩。果たして地球の運命は！？
アイアンマン（ロバート・ダウニーJr.)、ブラック・ウィドウ（スカーレット・ヨハンソン）、キャプテン・アメリカ、ハルク・・・。
ド派手な「アメコミ」をご堪能あれ！

靴のサイズ合っています？

意外なくらい涼しい朝、島岡美延です。
サッカー男子は韓国との3位決定戦へ。激しいメダル争いになりそう。
卓球の銀メダル、おめでとう！
福原愛選手、20年の選手生活（！）で最高の笑顔になりました。三姉妹のような平野選手、石川選手とのチームは素晴らしかったです。
中国は圧倒的な強さでしたが、バレーボール女子もやっと中国の壁を破って準決勝進出。卓球だっていつかきっと。
「大きすぎるハイヒール」の女性を続けて見かけました。
足より1㎝近く大きく、歩くたびにかかとが靴から浮くのです。いずれも20代、ヒールは8㎝以上。
つま先は、前に「つんのめる」ようになっているだろうし、とにかく歩きにくそう。
日本人は「自分の足は幅広」と思い込む傾向にあります。
その結果、「足にラク」だろうと、幅の広いもの、サイズの大きなものを買うことに。
靴の中に「フィット感」はなく、それが足のトラブルの原因に。
陸上選手の足元、カラフルですね。選手の靴は、間違いなく生命線。
私たちにとっても同じはず。その靴で大丈夫？

「年齢」できめつけない

暑さより、興奮で眠れない夜、島岡美延です。
審判に「早く笛を吹いて」と祈らずにはいられない展開。
なでしこが耐え抜いてフランスを2-1で下し、決勝進出！
宮間選手の目には涙も浮かんでいた？　思う存分、アメリカ相手に暴れて下さい。
昨日は、ラジオに、元スクリプター（記録係）の山之内康代さんが登場。
「満州で終戦を迎えたのが十代、昭和30年代の映画黄金時代に活躍された方」です。
現れた彼女の姿にまずびっくり。白のパンツは足のラインを感じさせるカッコよさ。パール入りのマニキュアもさりげなく。
ヨガ・ピラティス・気功・水泳で「自分の出かけたいところに行くため、鍛えている」のだとか。歌舞伎や演劇、バレエ鑑賞もお忙しいよう。
映画現場の思い出話も興味深かったけど、こんなふうに年を重ねたい、お手本！
「これが最後の五輪」と本人が語るならともかく、年齢を理由に、周りが色々言うのは、ホント、余計なお世話。
体操男子では、6回連続出場、39歳の選手も。
年齢で躊躇しない生き方、素敵です。

彼女が出した答えとは

先ほど、9秒63の五輪記録で優勝したボルト選手、室伏広治選手の悔しい銅メダルを生中継で目撃、島岡美延です。
映画界では、女性監督の活躍から目が離せません。映画『テイク・ディス・ワルツ（11日公開）』をご紹介します。
『死ぬまでにしたい10のこと』を撮った女優サラ・ポーリー。若干27歳での初長編『アウェイ・フロム・ハー　君を想う』は、アカデミー賞2部門ノミネート。
最新作は、主演にミシェル・ウィリアムズを迎えました。
フリーランスのライター、マーゴと、料理本を作るルー（セス・ローゲン）は、結婚5年目。
恋人同士のような「情熱」は薄れても、穏やかな愛情を育んでいた。
マーゴは、取材で訪れた島で、ダニエルという青年と出会う。
帰りの飛行機でも偶然、隣り合わせになり、さらに彼は、彼女の家の真向かいに住んでいた！
動揺しつつも夫とは正反対のタイプのダニエルに惹かれていくマーゴ。
ラスト、衝撃の展開と映像。恋愛映画って、アクション映画より過激かも。
彼女の決断、あなたはどう思う？

女子も男子も、チーム力！

チームっていいですね、島岡美延です。
日本が、見事に力を発揮しています。
開会式前から始まったサッカー予選リーグ。なでしこの勝利は、男子につながりました。
気がついてみれば、女子のベスト4は、日本、フランス、アメリカ、カナダ。
昨夜、男子も44年ぶりのベスト4を決めて、日本、メキシコ、ブラジル、韓国という顔ぶれに。男女とも残っているなんて！
競泳は、まさに有終の美で、喜び爆発。
女子400mメドレーリレーは、12年ぶりの銅メダル！　寺川、鈴木、両メダリストの泳ぎを加藤、上田選手がしっかりつなぎました。
さらに男子400mメドレーリレーは、史上初の銀メダル！
「康介さんに手ぶらで帰らせるわけにいかない、って3人で話していた」と語った松田選手。アンカー藤井選手もよく粘りました。
「27人の日本選手全員で毎日リレーしている状態なので、リレー自由形の選手がタッチするまで終わらない」と語っていたのは、200m背泳ぎで銀メダルを取った直後の入江選手。
さあ、卓球も男女共に続いて！　

「足」で切り開いてきた人々

なでしこ、ブラジルを破りました、島岡美延です。
予選リーグ最後の南アフリカ戦で「引き分けを指示した」ことを記者会見で語った佐々木監督。すべては、この試合のために・・・。
選手たちは、どれほどのプレッシャーだったでしょう。
終わってみれば、2-0。ボールは圧倒的にブラジルが支配していても、大儀見、大野のゴールはいずれも素晴らしいFWの仕事。
今夜の男子も続いて！
昨日、映画『コッホ先生と僕らの革命』の試写を見ました。詳しくは9月公開の際に。
1874年にドイツの学校で初めて「サッカー」を導入したコンラート・コッホの物語。
イギリス生まれの「ゲーム」に対する嫌悪感、無理解から始まったその歴史・・・！
女の子が「足を使うスポーツなんて」と思われた時代を切り開いてきた、「なでしこジャパン」と名づけられる前の多くの先駆者たち。
思えば「女子スポーツ」の歴史は、「はしたないこと」という偏見との戦いでもありました。
ロンドン五輪も陸上が始まり後半へ。「女子の活躍」なくして語れません。

なぜ、それを選んだのか

連日の暑さと寝不足、島岡美延です。今夜も日付が変わると、なでしこのブラジル戦！
入江陵介選手が男子200m背泳ぎで銀メダル、100m銅メダルに続く快挙です。
ロクテ選手には勝ったけど、優勝は五輪記録のクラーリー選手。
悔しさをにじませつつ「声をからして応援してくれる仲間の中で泳げた」幸せを語りました。
実は、女子100m背泳ぎ銅メダルの寺川綾選手と入江選手は、大阪の同じスイミングスクール出身。
元イトマンのコーチだった矢野俊克氏は、「顔のいいやつは顔を上げて泳げ。だから背泳ぎにしろ」と小学生から指導した二人に勧めたのだとか。
もちろん、体型や泳ぎのセンスを見極めてのことでしょうが、面白いことを言ったものです。　
もっとも、今なら「うちの子はそうじゃないんですか？」と詰め寄る親もいそうだけど。
親子で同じ道を選ぶこともあれば、「体の弱さの克服」で始めたスポーツでメダルにたどり着く選手も。
テレビで見た五輪をきっかけに「自分も」と目指す子どもたち、また世界中にあふれていそうです。

「笑顔」の意味も複雑

やっと出た内村航平選手の笑顔に感動、島岡美延です。
種目が進むごとに見られた、力強いガッツポーズ、着地後の満足な表情・・・。
五輪の「魔物」を経験した上で、鉄棒の演技構成を変える選択もしながら、見事につかみとった金メダル。本当におめでとう！
北島康介選手を最後にかわし、銅メダルを獲得したのは、立石諒選手でした。
直後のインタビューで、悔しさより立石選手への祝福の笑顔を見せた北島選手。
そこには、やりきった者が「あとは頼んだ」と託すような想いがすでに表れていたように感じました。
「笑顔」には、様々な種類があります。
喜びが爆発したような笑顔。柔道女子金メダルの松本選手が見せたような笑顔で、日常生活ではなかなかないかも。
楽しい会話などから来る、自然な笑顔。これが多いといいですね。
「防御」の笑顔、と言われるものもあります。「これ以上は立ち入らないで欲しい」という予防線の意味。
暗示をかける「笑顔」には効用あり。
鏡の自分に、笑顔で「大丈夫」と話しかける。日常生活でも使えます。