100年前、「誇り」を野球で

昨日はラジオの番組中に準々決勝、島岡美延です。
桐光学園（川崎市）を応援したけれど残念！
4試合で68奪三振の松井投手、全力でベンチに駆け戻る姿も印象的でした。
午後の番組には、テッド・Y・フルモト氏が登場。
移民政策でカナダに渡った日本人が結成した野球チーム「バンクーバー朝日軍」。
日系2世のテディ・フルモトは伝説のエースピッチャーで、テッドさんのお父さん。
人種差別に苦しんだ日本人が見つけた、野球という拠り所。
小さな身体で技術を磨き、ついにはカナダのリーグで優勝さらに連覇、と快進撃。
それは「白人びいきの審判にすら文句を言わない」という、徹底した「日本人の誇り、フェアプレイ精神」を貫いた賜物だったのです。
1941年、第二次世界大戦で日系人は「敵」とみなされ、チームには解散命令。
時は流れ、今や野球殿堂入りを果たしています。
昨日の五輪メダリストパレードで、50万人が銀座に押し寄せました。
いつの時代も人々に夢と勇気を与え、誇りを思い出させる、それがスポーツ。
　

漫画から抜け出した「剣心」

夏休み明けの大人も多い月曜日、島岡美延です。
時々「漫画の中にしかない」と思うほど、美しい理想形に出会うことがあります（めったにないけど）。
バレエでも、そんな目が覚めるようなポーズを見ると幸せになったり。
映画『るろうに剣心（25日公開）』の佐藤健が演じる主人公、あの人気漫画から抜け出したら、きっとこんな感じ！
1868年1月、新政府軍が幕府に勝った日を最後に、人斬り抜刀斎は姿を消した。倒幕派、最強の暗殺者・・・。
あれから10年。抜刀斎は緋村剣心（佐藤）と名を変えて、日本中を流浪していた。
突然、彼に木刀を突きつけてきたのは、亡き父から道場を継いだ神谷薫（武井咲）。
このところニセ抜刀斎が騒ぎを起こし、手配書が貼られていたのだ。
いまや「殺さず」の誓いを立てた剣心も望まない戦いに巻き込まれていく・・・。
新政府陸軍の斎藤（江口洋介）、世界征服を企てる実業家・武田（香川照之）、その護衛の一人、鵜堂（吉川晃司）。
漫画に負けない濃いキャラたち、殺陣のシーンにぜひ注目を！

あの頃からずっと

雷雨を経て、まだ残暑は続きそう、島岡美延です。
妹から「ロンドン五輪グッズ」のお土産。街のにぎわいを楽しんだようです。
明日、メダリスト全員による銀座でのパレードが行われます。初めてのことで、大いに盛り上がるでしょう。
「今まで肩にかかっていたものを首にかけた」と、その重圧について表現したのは、アーチェリー銀メダルの古川選手。
それぞれの選手に「メダルまでの物語」があります。
「子ども時代の夢を叶えた選手」もやはり多かったですね。
卓球の福原選手や体操の内村選手のように、親の手ほどきで競技を始めた選手による、小さい頃から才能を発揮していた映像。
文集やノートなどに記された「オリンピックに出る」という夢。
子どもの頃にTVカメラの取材に答えていた、サッカーの宮間選手や、柔道の松本選手。
一度は中断した競技人生を再開させて、金メダルに輝いたレスリングの小原選手。
物語の始まりは、誰もが見る「夢」。
でもそこから、想像を絶する努力と周囲の協力、それが桁外れだった選手たちに改めて拍手！

国と国、人と人

昨日は東京で猛暑日、島岡美延です。
東京電力の検針結果と「値上げのお願い」を見つつも、しばらくエアコンは止められない、と思うのでした。
日本と中国、日本と韓国、どうも「ご近所関係」はこじれるばかり。
最初は子ども同士の小競り合いだったのが、兄弟、親、さらに親族のトップ？など次々出てきて、誰も後に引けない・・・、そんな感じでしょうか。
スポーツや文化、様々な交流はあっても、領土、つまり「財産」が絡むと問題が複雑になるのは、国も人間も同じかも。
心の中で「仲良くしたい」「丸く収めたい」と思っても、周りから「弱気になるな」「こっちが先に折れるなんてとんでもない」という「応援」があると、簡単に引き下がれない。
親族間で起きる相続財産をめぐる争いなど、「欲望」がむき出しになったとき、それを収束させるのは、本当に大変なよう。
「昔のことは水に流して」という言葉も誰が言うか、によって受け止め方は違います。
いじめの問題と、国同士のすれ違い。
解決の糸口はきっと見つかる、と思いたい・・・。

日常の「一瞬の危機」

堪える残暑はもうしばらく・・・、島岡美延です。
電車の冷房も強まっているような。体調を崩している人が増えていますね。熱中症にも風邪にもお気をつけ下さい。
昨日、ホームにあがるエスカレーターで、思わず「危ない！」と声を出してしまいました。
数段、上にいた男性のキャリーバッグが「すべり落ちて」きて、私の右側を「歩いて」上ってきた女性にぶつかるようにして止まったのです。
あまり重さと勢いはなかったのか、幸い、けが人は出ませんでしたが、かなりヒヤッとしました。
もっと大きなものが転げ落ちてきたら、何人もが巻き込まれます。
さらに、道の片側に屋根のある商店街では、ものすごいスピードの自転車が人々の間をジグザグにすり抜けていきました。
中学生くらいでしたが、商店街のこういう場面って少なくありません。
もし、事故が起きるとしたら、それは「ほんの一瞬」の出来事。
一瞬、といえば、先日、足の薬指を家具にぶつけてかなり痛かった・・・！
骨折することもありえる「家の中の危険」を思い知りました。

人類の起源を求めて

多摩川河川敷で「平和の花火」を堪能、島岡美延です。
スポーツの祭典が行われる一方、地球上からなくならない紛争、内戦・・・。
人類がチンパンジーとの共通の祖先から分かれたのは、700～800万年前、というニュースがありました。
人類の起源に迫る映画『プロメテウス（先行上映あり、24日公開）』をご紹介します。
『エイリアン』『グラディエーター』のリドリー・スコット監督の超大作。
科学者エリザベス（ノオミ・ラパス）が、時代も場所も異なる複数の古代遺跡から「共通のサイン」を発見。それを知的生命体からの招待状と考えた彼女は、巨大企業ウェイン社出資の宇宙船プロメテウス号で地球を旅立つ。
2年以上かけて未知の惑星にたどり着いた一行。
女性監督官ヴィッカーズ（シャーリーズ・セロン）、精巧なアンドロイドのデヴィッド（マイケル・ファスベンダー）らは、砂漠にそびえる遺跡のような建造物の調査を開始。
そこで見た、地球上の概念を覆す驚愕の事実とは！？
私たちが知りたい「答え」をぜひ、3Dのスクリーンで。

「引っ込め」を日常生活で

やはり暑くなりそうな終戦記念日、島岡美延です。
毎年、平和を祈る大田区「花火の祭典」が行われます。
さて、今月の姿勢テーマ「引っ込めて、体幹を鍛える」を実践していますか？
五輪選手の身体に感動するだけじゃなく、「身体を変える」きっかけにしたいもの。
呼吸法とお腹を引っ込めることをトレーニングとして行うのもいいですが、日常生活の中で「どこでも」実践することが大切です。
例えば、電車で座ったとき。足は緊張感なく開きっぱなし、骨盤が後ろに倒れた（腰が前に出たような）座り方・・・。
まず骨盤を立てて、背筋を伸ばして座ります。お腹を引っ込める準備ができましたね。
さあ、「引っ込め続けて」みましょう。そのときのあなたは、美しい姿勢で座る人！
立っているときも同じです。
信号待ちで「身長が少しでも高くなるよう」美しく立って、「お腹引っ込め」開始。
信号が変わるまで、など「一定時間」を目標にキープしてみます。
そのうち「お腹を引っ込めた美しい姿勢」が当たり前で、「心地よい状態」と感じます。

柔軟性が強さの秘訣

風が強く、急な雨にもご注意を、島岡美延です。
五輪の興奮にまだ浸っていたい気もしますが、この「濃厚な2週間あまり」という期間が絶妙ですね。
最終日に金メダルに輝いたレスリング男子フリースタイル66㌔級の米満達弘選手と新体操フェアリー・ジャパン。
対照的な競技ですが、実はどちらにも欠かせないもの、それは「柔軟性」。
新体操に求められる「180度以上の開脚」や背中でボールをはさむ（！）などの柔らかさは、見ていてわかりやすいですね。
そして、一瞬にして相手をつかまえたり逃れたりする米満選手の身体は、ネコのようなしなやかさ。
「前屈30㎝」という驚異的な柔軟性と足の関節などの稼動域の大きさが強さの秘訣のようです。
アスリートじゃないから関係ない・・・、と思っていませんか？
柔軟性があって、股関節がよく動くと「怪我をしにくい」身体になります。
「前屈マイナス」なら、まずは「立って床に手が近づく」ように。　
座って開脚した姿勢のストレッチにも挑戦。
しなやかな身体、目指しましょう！

五輪の感動と美術展の夏

日本、最多38のメダルでロンドン五輪も閉会式、島岡美延です。
今頃、妹はロンドンに住む友達と「スタジアム近く」で雰囲気を楽しんでいるはず。
皆さんの夏はいかがですか？
五輪期間中は、TV中継に興奮、新聞記事で感動再認識。
選手の物語に、自分の身体まで痛みを覚えたり、私の周りの「絆」を想ったり。
私たちがあれほどの緊張にさらされる瞬間はそうはなくとも、選手たちが教えてくれたこと、大切にしたいです。
この夏、美術展に行くことが普段より多いかも。
7月は、ベルリン美術館展とマウリッツハイス美術館展、先週はブリヂストン美術館で『ドビュッシー、音楽と美術　印象派と象徴派のあいだで（10月14日まで）』を観ました。
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したフランスの音楽家であるドビュッシーの名前がつく美術展とは？
交流があった画家たち、自身が好きだった浮世絵、そして楽譜。
作曲したバレエ「牧神の午後」を踊るニジンスキーの写真も。
音楽が流れる空間で美術鑑賞、その心地よさをぜひ。　
　

４年後は、芸術系ニッポンも

女子バレーボール銅メダル、おめでとう！　島岡美延です。
バレエのレッスン後にダッシュ、第3セット途中から応援しました。
「このセットで絶対に決めて・・・（祈）」
21点の韓国に対しマッチポイント。難しいトスからの迫田のスパイクが相手のブロックを弾き飛ばしたとたん、号泣。
28年ぶりのメダルです。
私が中・高時代にバレー部だった頃、日本は強くて当たり前。
竹下選手、本当にお疲れ様！
なでしこW杯優勝で、他の球技選手に「自分たちもやれる」スイッチが本格的に入ったのかも。
卓球、サッカー、バレー・・・、みんなで取ったメダルっていい！
いよいよロンドン五輪も最終日。
新体操団体の応援ができるのは、嬉しいことです。
バレエの国際コンクールで優秀な日本。新体操もメダルを狙える日が来るはず。
フィギュアスケートを思えば、個人で戦える選手だって。韓国にはすでに「新体操のヨナ」が！
そして今回は5位だったシンクロチーム。でも光は見えました。
メダル圏内をぜひ、奪い返してほしいです。