震災後の音楽、映画

1月11日、鏡開き、島岡美延です。久々に雨マークもついた天気予報。やっと傘の出番？
去年の鏡開きには2ヵ月後に、M9.0という巨大地震が日本を襲うなど予想だにせず、お餅を食べていた・・・。みんな、今日と同じような明日が来ると思って日々を過ごしていました。
震災の2日後に渡米して行うはずのレコーディングが白紙になり、その後、日本で素晴らしいアルバムを完成させた山岡未樹さんからCDが届きました。
30周年記念「I'm a woman,Now MIKI」は同じく30周年の前田憲男とウィンドブレーカーズとの再会！
映画の撮影準備中に震災が起こり、一気に脚本を書き直した園子温監督。設定を震災後の日本に変えて、それこそ、震災直後の壊れた街並みをカメラに収めた・・・。映画『ヒミズ（14日公開）』をご紹介します。
原作は古谷実の漫画。ヴェネチア国際映画祭で最優秀新人俳優賞をW受賞した主演の染谷将太と二階堂ふみの体当たり演技に目を見張ります。
園監督特有の容赦のない世界観。絶望だらけの中学生が見た未来とは？

結果を出す人たち

晴れは嬉しい、でもそろそろ空気の潤いもほしい、島岡美延です。
今朝は期待通りの大きなニュースが飛び込んで来ました。FIFAの2011年最優秀選手に女子は澤穂希選手が選ばれ、着物姿でメッシ（男子最優秀）と並ぶ姿は、まさに「ニッポンのほまれ！」。
佐々木則夫監督も女子チーム最優秀監督に選ばれ、昨年夏以降続いた表彰を最高の形で締めくくりました。この監督と主将のもと、ロンドン五輪でも存分にチーム力を発揮してほしいものです。
なでしこジャパンに負けない粘り強さを発揮したのは、市立船橋高校。サッカー高校選手権決勝で後半ロスタイムに四日市中央工に追いつき、延長で試合を決めました。その2得点をあげたのが和泉主将。
初制覇を果たした1994年当時のOBでもある朝岡監督は、高熱で決勝に出られなかったという悔しい経験の持ち主。育てた選手たちが、この監督と優勝したいと強く思ったのでしょう。
「最後まであきらめない」ってやっぱりいい！　政治のこともあきらめたくはないけど、今年も喜びはスポーツ頼みになりそう？

がんばれ、ハタチ

成人の日、島岡美延です。お正月から続いた休みの最終日、といううらやましい人もいるかもしれません。
一足先に行われた被災地の成人式。遺影で参加という悲しい光景も。自分が20年間、生きてきたことに、今年の新成人ほど感謝の思いをかみしめたハタチはいなかったのでは、と思います。
それは、今日行われる多くの成人式でも同じはず。東日本大震災のあと、初めてとなる全国の式典で「常識はずれの行動をする者」は例年のように出る？
「自分たちがやらなくては」という言葉が被災地で多く聞かれたようです。
草食系、ゆとり世代などに象徴される、あまり積極的ではない言葉でくくられがちな若者たち。一人ひとりと話をすれば、様々な「やる気」を秘めているでしょうが、どうしてもレッテル好きな日本人は、世代に名前をつけたがります。
○○世代と名づけられようと、生まれた時代は選べない。それでも「同世代」たちとともにがんばりたい、何十年と行われてきた成人式で、みんな誓ってきたはず。
がんばれ、今年のハタチの若者！　負けるなかつての若者！

自分の身体を信じる

三連休いかがおすごしですか、島岡美延です。ここで初詣に行くと三が日よりすいている分、ゆっくり「お願い」できるかも？
今年の抱負、実行していますか。すでに三日坊主で終わってしまった、なんて。
妹が父に「家の中で杖の使用禁止」を言い渡しました。ゆっくりなら杖がなくても歩けるのに「あったほうが安心、ラク」という思いから、つい杖に頼りきっていたよう。気がつけば、バランスの取り方が、以前より悪くなっていたのです。
家族全員から「杖がないほうが、ちゃんと身体がまっすぐになっている」と言われて、気をよくしたのか、外でも杖に頼りすぎずに歩けるようになってきた、とのこと。
母がいつも言っていたのに、「娘のひと言」のほうが父には効果的だったのは間違いありません。
もちろん、無理は禁物。でも、自分の身体が「本当はできること」を思い込みで「取り上げて」しまっていませんか？
「できない」と決めてしまう前に、少しずつ挑戦。新年の決意、まだ間に合います。
去年できなかったことを「一つ」、目標にしてみましょう。

おみくじ、年賀状

七草がゆの日、島岡美延です。スーパーで売られているセットは、かなり大きなものも。パーティのごとく大勢でおかゆを囲む？
早くもチョコレートが並びだしたお店もあります。いつもの光景ですね。
「いつもどおり」ということへのありがたさに触れた年賀状が多くありました。
「相変わらずの我が家です」と伝える文面に、「幸せ」という言葉が見えるようです。
年賀状をやりとりできる、という「いつもどおり」のお正月を迎えられたこと自体が、平穏無事の証なのかもしれません。
いつもと同じ神社へ初詣にいきました。昨年は大吉でしたが、今年は小吉。「これくらいが、ちょうどいいかな」などと感じながら、おみくじを結んできました。
ところで、おみくじの良い順って「大吉、中吉、小吉、吉、半吉、末吉・・・」となっているものと「大吉、吉、中吉、小吉・・・」というのもあって、「吉」の位置はいったいどこ？　それに、半吉というのを見た記憶はないのですが・・・。
あ、年末ジャンボ宝くじもおなじみの結果。たまには驚いてみたいです。

バレエとストリートの接点？

カラカラの小寒、島岡美延です。マスクは少数派で、新型インフルエンザがニュースになった頃とは違う光景ですが、今年もそろそろ気をつけましょう。
新年度から中学校でダンスが必修になります。今や日本のストリートダンス人口は、400万人以上だそう。
イギリスから最強のダンス映画がやってきます。『ストリートダンス TOP OF UK（7日公開）』は、実はバレエシーンも満載！
ストリートダンス選手権で優勝を目指すカーリーは、練習場所を失って途方にくれていた。バイトでランチを配達した老舗バレエスタジオで、ベテラン教師が彼女にスタジオの提供を申し出る。但し「ウチの生徒をチームに入れて、選手権を目指せ」との条件が！
レオタードのダンサーたちは「崩して」踊ることができない。対立しあうメンバーたち。それでもカーリー自身、やがてバレエの美しさに目覚める。選手権で披露した彼らの演技とは！？
英国のオーディション番組で、スーザン・ボイルを破って優勝したダイバーシティなどトップダンサーたちの見事な競演に圧倒されます。

正月太り対策？

厳しい寒さ、島岡美延です。
実家で気が緩んだのか、ちょっと風邪気味。子どもの頃から、長い休みに入ると体調を崩しやすかったっけ。生姜湯を飲んで身体の中から温めました。
テレビ番組も日常に戻ってきて「お節の残りで料理」とか「正月太りの対策」のタイミング。
昨夜、数日ぶりに体重をはかって、とりあえず「お正月前」とほぼ変わらなかったので、ホッとしました。といっても「そのまま」でいいとも思ってないので、さてどうしましょ。
ある見出しに「正月太り対策」とあったのでのぞいてみたら、「濃い目のファンデーションを輪郭に使う」とのこと。確かに・・・。
小顔メイクも着やせテクニックももちろんアリ。ただ、「身体の健康」とは別の話。
「体重そのもの」にこだわりすぎるのもよくありません。何年も体重が変わっていないから安心、といえますか？　運動している身体とそうでない身体では、筋肉と脂肪などの「身体の構成」が違います。
筋肉が減った身体では、ダイエットもしにくいもの。今年は「筋肉作り」を心がけましょう。

もしも五感を失ったなら

2012年の日常が始動？、島岡美延です。
初詣、初売り、初○○、どんなお正月でしたか。もっとも年明けからずっと仕事の方もいらっしゃいますね。ありがとうございます。
今年最初の映画紹介です。もしもその五感が奪われたら・・・『パーフェクト・センス（7日公開）』は、そんな不安の中で、人々が「絆」を求め合う物語です。
ある奇病が、世界同時多発的に人類を襲う。泣き出したかと思った直後、嗅覚を失うという症状。まったく原因不明の感染症は、頭文字からSOSと名づけられ、次々に広がっていく。
でも症状はそこにとどまらなかった。味覚をそして聴覚を失っていき、人類は存亡の危機を迎えようとしていた。
シェフのマイケル（ユアン・マクレガー）と科学者スーザン（エヴァ・グリーン）は、まさに発症する直前にめぐり合い、恋に落ちる。一つずつ失われていく感覚をどうにもできない二人。
「わからなくなった感覚」と「まだ伝え合える感覚」のせめぎあい。
人類最後の瞬間に、何を求め、感じることができるのか。
大切な人と、ぜひご覧下さい！

家族で集まれる幸せ

復路はどんな見せ場を作ってくれるかしら、島岡美延です。往路は去年より順位あげて、健闘したわが母校。
大きく遅れて、最後に芦ノ湖にゴールした大学もがんばりました。
今年は「たすき」が、いっそう何かを象徴しているように見える箱根駅伝です。
お正月は、家族が集まる時間。いつもはバラバラなので、せめて2,3日でも、というところ。正直、「帰省する」というほど大げさなものではなく、同じ神奈川に住んでいるので、もう少し実家に顔を出してもいいのですが・・・。
今年は父が年男。家族が顔をそろえられるという有難さに、今まであまり気づいていなかったかもしれません。もう少し「親孝行」を意識する年にしてみようかしら。
私より重たい荷物の買い物をものともしない母もそれなりの年になってきています。
もちろん、まだまだ若い気でいる？私自身、人生後半の絵を描いていかなくては。
年賀状の様々な顔が浮かびます。独身の同級生、子育てを始めた昔の教え子たち、名前が変わった人・・・。
目の前の、日々の幸せを見つけていきたいです。

意識して身体を使ってみる

元日午後の地震には驚きました、島岡美延です。「いま来るかもしれない」地震、忘れていませんか？
さて、今月の姿勢テーマは「意識して身体を使ってみる」です。ヨガなどしている人は、定期的に「自分の身体と向き合う時間」を作っていることでしょう。
たとえば「呼吸」。日常の浅い呼吸から、深い呼吸で身体の隅々に息を届けるような感覚にします。
そして「脱力」。マットの上に預けた身体から、順に力を抜いていくのは、意外に難しいもの。足や腕などの大きな筋肉はもちろん、顔も目の周り、口の周りなど、細かい筋肉も脱力していきます。
脳からの命令をいかに筋肉に伝えるか。バレエのレッスンでもこれは永遠のテーマ。
一見、「無意識で動けるほうがいいのでは」と思ってしまいますが、子どもならともかく、大人の場合は、「意識して身体を使おう」としない限り、反復練習だけしても残念ながら、上達しません。
時折、身体に指令を出してみて下さい。イメージどおりに動きますか？　
2012年、自分の身体に向き合う時間をぜひ作りましょう。