美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

「見せ方」を知っている二人

2009年02月18日 07時16分21秒 | 姿勢&見た目
TVは何でも映してしまう、とニュースを見続ける日々、島岡美延です。中川大臣辞任に絡み、「酒癖の悪さは有名だった」というのが気になりました。「酒を飲んだ人格」を「仕事とは別」と考えないのが、今どきの常識です!
さて、クリントン米国務長官が、笑顔で超過密スケジュールをこなしています。一年前、大統領候補だった彼女が、オバマ政権の顔として、日本に、世界に「何を見せるべきか」をよくわかっているなあ、とつくづく感じます。朝の明治神宮で、大きな声で呼びかける記者に、さらに大きな声で答える姿を見て、日本の政治家でこういう人いる?と考えました。
そして、WBC代表候補のキャンプ、イチローは、やはり別格ですね。「ザ・パフォーマンスです」と自ら言っているように、スタンドの人々が「何を観に来ているのか」を知り尽くしている35歳(発言は少年のよう!)。
ヒラリー&イチローの力強い笑顔に、「役者が違う!」と元気をもらいました。
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海外会見&講演のメッセージ

2009年02月17日 08時21分04秒 | 姿勢&見た目
寒さが戻って、北風が強い朝ですね、島岡美延です。今日は、映像のインパクト、「発信したもの」について考えてみます。
まずは、何度も繰り返し流れた、中川財務大臣のG7後の記者会見映像。海外メディアは、実に辛辣に報道していましたが、日本語の内容以前に、「態度・表情・話し方」から受け取る「意味」は、世界共通だということを改めて認識させられました。何度か変わった大臣の釈明を海外メディアは果たして伝えたでしょうか。「最初の映像の衝撃」に勝るものはありません。
もう一つは、イスラエルの文学賞、エルサレム賞の授賞式での村上春樹氏の講演。受賞スピーチといえば、笑顔にあふれ、感謝のメッセージを伝えるのが一般的。しかし村上氏の表情はあくまで厳しく、「私は、壁(体制)ではなく、卵(個人)の側に立つ」と手振り身振りを交えて、軍事力に訴えるガザ攻撃を真正面から非難したのです。二つの対照的な「海外での日本人」の姿でした。
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増えている? 内また歩き

2009年02月16日 07時57分10秒 | 姿勢&見た目
2月の「速さ」を実感している、島岡美延です。今月の姿勢テーマ、「春モードの身体を作る」と掲げたのは、プロ野球キャンプインの日。WBCの選手達も大集合で、今年は彼らも「早めの身体作り」を要求されていますね。このところの暖かさで、気分も服装も春!となったものの、また寒さも戻りそうですので、この時期の体調管理は、要注意。
さて、この頃少し気になっていることがあります。それは、「内またペタペタ歩き」。女性については、以前から指摘していますが、男性にも、増えているようです。足元が「ハの字(爪先のほうが、かかとより狭まった状態)」で、地面から足をほとんど上げず、ペタペタ歩く・・・、これは、本来、歩くことで使える筋肉を動かさない歩き方です。
カッコよくないだけでなく、骨盤のゆがみなど、様々な影響が出てきます。男女を問わず、かかとから着地、爪先を地面から上げて、しっかり歩きましょう!
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「ネズミ」が歌うオペラ

2009年02月15日 08時11分52秒 | 日記、その他
暖かいを通り越したような昨日、驚きましたね、島岡美延です。愛すべき舞台を見てきました。世田谷パブリックシアターで、オペラシアターこんにゃく座による新作「ネズミの涙(本日まで)」です。
台本・演出は、鄭義信。昨年の舞台「焼肉ドラゴン」は、朝日、読売、紀伊國屋など多くの演劇賞を受賞(私の観た舞台の中でもNo.1)。その彼がネズミたちに「小さなものの命の叫び」を語らせました。作曲は、こんにゃく座代表の萩京子。かつて、小さなバスで「オペラの旅公演」を始めた劇団は、今や日本語を大切にするオペラを掲げ、全国で多くの観客を動員しています。
ネズミの世界にも「人(ネズミ)種」による争いがあり、「旅芸人(ネズミ)」は、求められる場所で芝居をして生きていく。その演目は「西遊記」、実は侵略・報復・戦争の物語・・・。韓国の音楽「サムルノリ」とピアノ、役者の歌の力が素晴らしい! 争いをなくせない人間達への深いメッセージです。
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金曜夜の「ライモンダ」鑑賞

2009年02月14日 07時57分49秒 | バレエ
強風の中、新国立劇場へ出かけました、島岡美延です。約3時間の大作「ライモンダ」は、六時半からと少し早めの開演時間でしたが、カップルの姿もけっこう見かけました。金曜日の夜にバレンタインデートかしら。
中世フランス十字軍の時代の愛の物語「ライモンダ」、昨年、世界初演バレエ「アラジン」でもコンビを組んだ本島美和・山本隆之は、正統派のクラシカルな雰囲気たっぷり。本当に、一つ一つのポーズを観客の心に刻み付けるようでした。
第3幕では、主役を含む9組が、パ・ド・ドゥを踊るシーンが圧巻。全体のバランスもよく、さすが新国立劇場バレエ団、と感じた部分です。
そして、やはりこのところどうしても目が釘付けになるのは、群舞のシーン。ポーズの取り方、隊形移動を含め、現在、私が「ジゼル」のリハーサルで苦労しているもの。やっぱり「ラインがそろう」というのは、一人では出来ないからこそ美しい! また明日からがんばろうっと!
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スクリーンで「ラ・ボエーム」

2009年02月13日 08時10分22秒 | オススメ
「春一番」の予想が出ていますね、島岡美延です。名前の響きと裏腹に、手ごわい風が吹き荒れますのでご注意を。
明日14日公開の映画「ラ・ボエーム」をご紹介しましょう。恋人同士で切ない気持ちになるのも良し? プッチーニのオペラですが、舞台中継ではもちろんなく、舞台では出来ないことを映像が可能にしている、そんな贅沢な作品です。
19世紀半ばのパリ、詩人のロドルフォとお針子のミミ。屋根裏部屋で夢を語る二人は、貧しくても、世界中の誰より幸せ。しかしミミは不治の病になり、力になれないロドルフォは別れを決意。裕福な子爵の世話になっていたはずのミミが、再び彼の前に現れ・・・。
欧米のオペラ公演で、最もチケットが取りにくい二人、マリアカラスの再来と言われるアンナ・ネトレプコと、現代最高のテノール、ローランド・ビリャソンのコンビは、この映画出演によって、オペラの裾野を大きく広げてくれました。
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演劇界の重鎮が勢ぞろい!

2009年02月12日 12時21分34秒 | オススメ
下北沢本多劇場へ行ってきました、島岡美延です。流山児祥演出「オールド・バンチ カルメン戦場に帰る」を「目撃」してきました。「伝えたくてしょうがないもの」があふれている舞台がここにあります。
文学座の歴史そのものの演出家、戌井市郎さん(92)、演出家・劇作家の瓜生正美さん(84)、本多劇場の経営者・本多一夫さん(74)は、下北沢を演劇の町にした立役者。そんな人たちが、「俳優」として舞台に立つということ。これは本当に、演劇界の事件です。3ヶ月間の稽古、本番の公演が始まっても毎日「ダメだし」があって、また稽古という日々を楽しんでいらっしゃるご様子は、舞台後のトークイベントからも感じました。
「戦争だけは、絶対にダメだ」というメッセージを伝えるため、彼らは「ゲイ」になっています。また、歌、新内、講談、物真似と繰り広げられる各人の隠し芸?もさすが! 15日までの公演です、次はいつになるかわかりませんので、ぜひ!
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話し手も、聴き手も

2009年02月11日 07時59分32秒 | 話す&聴く、コミュニケーション
昨日はずいぶん、暖かい日でしたね、島岡美延です。そんな陽気の中、渋谷の街を歩いて、NHKのアナウンス室へ。石澤典夫エグゼクティブ・アナウンサーにインタビューしてきました。
「肉体を使って表現する人」を目指して、大学時代は、某劇団の研究生だったそう。でも、報道番組の現場も演劇制作ととてもよく似ていると感じました。キャスターや主演俳優だけでは、成り立たない・・・、常にチームの一員であることを意識して、カメラの前に立っていらっしゃるのですね。
「インタビュアーに大切なこと」は、「今日、何を聴きたいか」の軸が、ぶれないこと、また、「人前で話をする時」に大切なのも「今日、何を話したいか」をはっきり持っていること、だそうです。改めて、肝に銘じます! そして、人間には「品性と想像力」つまり、思いやりが必要というお話。司馬遼太郎の名前も出て、久しぶりに「この国のかたち」など、読み返したくなった私でした。
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ポップでパンクな「篤姫」?

2009年02月10日 08時10分43秒 | オススメ
この頃、音楽の存在が大きい映画がオススメ、島岡美延です。先日の「マンマ ミーア!」とは、だいぶ雰囲気が違うけれど、年代的には近い? パンクでサイケな映画「少年メリケンサック(14日公開)」をご紹介します。
主演は、宮あおい。大河ドラマで「篤姫」を「生き切った」という彼女が、驚くようなハジけっぷり! 超多忙な彼女を引っ張り出したのは、宮藤官九郎。今回、満を持して、自らのオリジナル脚本で監督を務めました。
契約切れ間近のレコード会社のOL・かんな、「新人発掘」のため、動画サイトを見まくる日々。そこで「見つけた!」のが、絶叫パフォーマンスのイケメンパンクバンド。会いに行ったら、50歳過ぎの酒浸り男(佐藤浩市)が「それは、オレだ」。なんと動画は25年前のライブ映像で、後に引けなくなった彼女は、メンバーを探し出して、ツアーをすることに・・・! 
理屈抜きで、映画の持つ疾走感と溢れるエネルギーをお楽しみください!
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身振りと表情で伝えるマイム

2009年02月09日 07時53分37秒 | 姿勢&見た目
花粉が飛び始めたようですね、島岡美延です。こうなると雨の日がホッとする、という人も多くなるでしょう。
昨日、バレエ「ジゼル」のリハで、初めて「マイム」に挑戦しました。パントマイムを想像してください。手振り、身振り、表情など、セリフなしで、様々なことを表現します。古典バレエは、物語の中に踊りがある、と考えられていて、物語を伝えるために、マイムは不可欠な要素です。
主役の「自己紹介」のように、複雑な内容をマイムで表現することもありますが、群舞のマイムは、舞台全体に、楽しさ、喜びをあふれさせたり、逆に驚き、戸惑い、悲しみなど、物語の雰囲気が大きく変換したことを客席に伝えたり。姿勢や手足の動き、つまり身体全体で、喜んだり、悲しんだり・・・。もちろん表情もしっかり使います。踊りも難しいけど、マイムも大変!
皆さんも、日常の「姿勢、仕草、表情」など「非言語表現」を磨いていますか?
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