“最悪の想定”が苦手だった1年

大阪で719人、過去最多の感染確認、島岡美延です。
2月に早めの緊急事態宣言解除を要請した時の大阪府知事は、この4月を予測してはいませんね。
1年前の4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大を止めるため、初めての緊急事態宣言が出されました。
昨年2月下旬にはイベントの開催自粛が始まり、3月は全国一斉休校、その後、国が各世帯のポストにマスクを投函する方針決定…、アベノマスクは結局、街で見かけないままでした。
この1年、怪しげな情報に飛びついたり、楽観的に考えたり、を繰り返し、欧米諸国の桁違いの感染者数ではないけれど、アジア諸国の中では、感染者も死者数も多い事態に。
夏になればウイルスは広がらないかも、という希望的観測が打ち砕かれた第二波。
秋は旅行、食事にお金を使って、と税金投入する一方、新たな対策が進まないまま、年末年始に医療崩壊が現実となった第三波。
第四波、と認めたくなくても変異ウイルス拡大中。
7月には東京五輪2020開幕だから第五波なんて来ない…、と希望的観測で突き進んで大丈夫？