大リーグのポストシーズン開幕、島岡美延です。
明日から3日間で国会は何を議論? 図書館のティーンズコーナー、小学生にもわかるよう書かれた、辻元清美著『女の子でも総理大臣になれる? 国会への道』(偕成社)を読みました。ドイツでは小学生が「男の子でも首相になれますか?」と当時のメルケル首相(2005~21在職)に質問したとか。
国会の仕組みの解説より興味深いのは彼女の人生。子どもの頃、父親が一時失踪、母親に渡された市川房枝さんの伝記が人生を変えたこと。1983年、大学時代に仲間4人でピースボート設立、商船三井の客船を数千万円(本来1億円以上)で借りる交渉を行いアジアへ。その後、ギリシャに飛び、協力会社を見つけ世界1周へ。
1996年10月1日、土井たか子氏の秘書から「立候補してほしい、明日までに返事を」との電話。驚いて仲間や筑紫哲也氏に相談し、決断。10月8日には選挙、20日に衆議院議員当選――。あら、今年の各党候補者選び、まだ余裕があるのでは。