『虎に翼』は原爆裁判の大詰め、島岡美延です。
図書館で『井上ひさしの憲法指南』(岩波現代文庫)を借りました。作家・劇作家、『九条の会』呼びかけ人、2010年に亡くなった彼の講演会、著作から、わかりやすく日本国憲法の成立過程、本質を語った言葉を集めて2021年出版された本。
「日本国憲法は押しつけられたものではない」。これは当時の日本人が勝ち取った成果、百歩譲って、日本と占領軍との合作なんだと。
「押し付け」というなら、漢字は?西洋文明は? 私たちの先祖は外から入ってきたものを見事に「日本化」してきた、そんな日本人の努力を否定するのが改憲派の言い方。
「他の国も憲法を変えている」というけど、それは「基本原則を強化する修正」であり、日本国憲法の三本柱を壊すのは「改憲ではなく破棄、棄憲」。
「平和を守る、憲法を守る」というよりあえて芝居では「日常を守る」という言葉を使っていた――。あなたの日常、守りたいものではないですか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます