あっという間に出現した火と煙、どれほど恐ろしかったか、島岡美延です。
大阪の繁華街の雑居ビルで起きた放火事件で奪われた24人の命。12月17日、金曜日の午前中、火元となった心療内科クリニックで、昨日が年内最後の通院だった人、やっと予約できて初めて受診した人もいたでしょうか。
来る2022年、もっと身体と心を元気にして仕事に復帰しようとか、それぞれに目標があったはず。あまりにも衝撃的、無念で悔しい事件が、また起きてしまいました。
ふと、想像してみます。そもそもクリニックに通うきっかけは何だったのか。コロナ禍で仕事を失い、心身のバランスを崩した人。全く別の仕事についたけどうまくいかなかった人。中にはパワハラなどに苦しんでいた人がいたかも。家族であってもギスギスした関係になり、心療内科に通うようになった人はいなかったかしら。
街がにぎわう年末、コロナや理不尽な事件で失われた命に、想いをめぐらせてみたいです。