神父の罪、現在も係争中

久々にまぶしい太陽の日差し、島岡美延です。
先日、映画『パブリック　図書館の奇跡』で、声を上げたホームレスたちを取り上げました。
こちらは、深刻な過去を告発。
映画『グレース・オブ・ゴッド　告発の時（17日公開）』をご紹介します。
フランスで現在も係争中、被害者80人以上という「プレナ神父事件」に、鬼才フランソワ・オゾン監督が挑みました。
家族とリヨンに住むアレクサンドルは、幼少期に自分を性的虐待したプレナ神父が、今も子どもたちに聖書を教えていると知り、過去の告発を決意する。
一人、また一人と、同じ被害に遭った男たちの輪が広がっていく。
教会側はプレナの罪を認めるも、責任問題は巧みにかわし続ける。
一方、告発者は、社会や家族との軋轢とも戦うことに。
彼らが人生をかけた告発の行方は…。
アメリカでも映画『スポットライト　世紀のスクープ』で描かれた事件があり、日本の信徒らは先月、カトリック教会聖職者からの「性虐待の被害者の会」を発足させました。
人生を破壊する性的虐待の現実、見つめなくては。