演説で伝わったものとは？

台風が本州を縦断して、大雪で混乱した北海道、島岡美延です。
9月末に衆議院解散、日ごとに“主役”が変わって10月の選挙戦。
テレビが注目選挙区として伝えた“女の戦い”は、選挙のごく一部。
終わってみれば“数”としては、ほぼ変わらない与党の議席（定数が減って、実質増加）。
大接戦で、1票の力を実感した選挙区もあったようですが、多くは“いつもの人”が強かった…。
昨日、話した20代男性が「地元の駅前に○○さん（大物政治家）が来ていて、話が面白かったから、その人が応援する候補者に入れた」と言っていました。
街頭の応援演説で掘り起こされた1票、でしょう。
テレビで、やはり若者が「ネットですごいことになっているので、実際にどんな人か見に来た」と語っていたのが、名前のコールが起きた党首。
演説で何を語るかは大事ですが、恐らく、伝わるのは“熱”のようなもの。
パリで完敗と語った代表には今回、“追い風”ではなく“逆風”。
国会議員は、そんな人々の1票、1票の積み重ねで存在するのです。