美しい姿勢で話し方レッスン   shimaoka minobu          

美しい姿勢は、一生の宝物! 「見た目を磨くレッスン」と「コミュニケーション力を磨くレッスン」のヒント集

「軍神」になった夫に妻は

2010年08月17日 06時32分51秒 | オススメ
まとわりつく暑さの昨日、若松孝二監督にお話を伺いました、島岡美延です。憲法九条のTシャツにパナマ帽とサングラス。14日公開の映画「キャタピラー」、各地で劇場記録を塗り替えるような長蛇の列ができています。
ベルリン映画祭で最優秀主演女優賞に輝いた寺島しのぶが演じる妻・シゲ子。戦場から帰ってきた久蔵(大西信満)は、両手両足を失い、顔にも火傷の跡、耳も聞こえず、うめき声しか出せない。父親や妹は、久蔵の世話をシゲ子一人に押し付ける。勲章をもらい、新聞にも載った夫は、村人から「生きた軍神様」と呼ばれ、妻も「銃後の鏡」であることを求められる。
そんな身体でも衰えない食欲と性欲。ラジオは日本軍の活躍を伝えるが、日ごとに鍋の中身は乏しくなる。夫の「食べて寝て食べて寝て」の毎日にシゲ子の感情は複雑に揺れ動き、「軍神」は、大陸での出来事にうなされる。そして、8月15日・・・。
自身も軍国少年だったという74歳の若松監督。「人間を破壊する、それが戦争」というメッセージをどうか皆さん、受け止めて下さい。
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