新橋演舞場へ行ってきました、島岡美延です。花形歌舞伎は、松緑、海老蔵、菊之助、愛之助、獅童らが出演ということで、歌舞伎座顔見世に負けない熱気です。
16時開演の夜の部の終演が20時50分。そのほとんどは「通し狂言 伽羅先代萩」という大作。前半は女形中心の芝居で、中でも、若君のため犠牲になった我が子を「でかした」と抱きしめる政岡は、女形最高の役とも言われ、初めて菊之助が熱演!
仁木弾正というお家騒動を企む男(しかも忍術遣い!)は、海老蔵。花道スッポンから煙幕とともに現れ、にらみをきかせて去っていく数分間は、セリフもないのに、客席がいっせいに息を呑むほどの存在感! 四幕以降の立役ばかりの中、ふてぶてしい悪役の魅力全開で、刃傷場面の眼力、短刀を振りかざす姿の美しいまでの迫力は、圧倒的です。
ただ、客席の「掛け声」のマナー違反が目に余る昨今の歌舞伎。困っています!
16時開演の夜の部の終演が20時50分。そのほとんどは「通し狂言 伽羅先代萩」という大作。前半は女形中心の芝居で、中でも、若君のため犠牲になった我が子を「でかした」と抱きしめる政岡は、女形最高の役とも言われ、初めて菊之助が熱演!
仁木弾正というお家騒動を企む男(しかも忍術遣い!)は、海老蔵。花道スッポンから煙幕とともに現れ、にらみをきかせて去っていく数分間は、セリフもないのに、客席がいっせいに息を呑むほどの存在感! 四幕以降の立役ばかりの中、ふてぶてしい悪役の魅力全開で、刃傷場面の眼力、短刀を振りかざす姿の美しいまでの迫力は、圧倒的です。
ただ、客席の「掛け声」のマナー違反が目に余る昨今の歌舞伎。困っています!