うらやみ

副住職と二人で、本堂で30分拝みました。
きっと、震災の起こった日が金曜日ですから、明日の方がたくさんの方々が祈りを捧げることでしょう。

でも、やはり日本人には、その日から数えて七日目のほうが意味があるような気がします。

お昼に千葉県佐倉市に住む義理の妹から電話。義父は元気。義母は不安解消行動にさらされているようです。ぐははは。そこを我慢しないとね。あとで「私の買い物のために、被災地の人たちへの物資の運搬が遅れたのかも・・・」と後悔するのは目に見えてるものね。

東京で買い物をする⇒品物が無くなる⇒お店は仕入れをする⇒トラックが使われる⇒ガソリンも車両も都内で動き回る⇒被災地へ車両も物資もいかない

義妹はスーパーで働いている。やはり品物が極端に少なくなっていると言う。
「お客さんの中には、これみよがしに[あんたのトコ、儲かるわね]って言うお客さんがいるのよ」

申し訳ないが、鼻で笑った。もちろん、妹を笑ったのではない。[儲かるわね]と、思っていることをそのまま店の従業員に言う彼(か)の人を鼻で笑ったのである。懲りない私たちの「羨(うらや)む」という人間性を笑ったのである。つまり、私自身を鼻で笑ったのである。

ツマラヌことを考えて、それをそのまま表に出して口にする。口に出す以前の、心の裏が病んでいるから「うらやむ(裏病む)」と言うのだろうかと、ふと思った。
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )


14時46分

地震発声から、今日で七日。初七日でもある。
再生に向けてで言えば、赤ちゃんのお七夜にあたる。さあ、がんばれ!という初日である。

そこで、お坊さんたちの中で、「追悼と、生への祈り」を込めて、地震発生時刻に、一分間の黙祷をしたあと、それぞれのやり方で法要をしようということになった。全国規模である。

坊さんがまずできることは、祈りであろうと思う。わははは、そりゃそうだ、得意分野である。

真心をこめて、密蔵院でも同時刻に拝もうと思う。
お近くの方は、どうぞ、ご来寺ください。
節電のため、暖房を入れないつりですので、暖かな格好でどうぞ。


もちろん坊さんだけではなく、その時刻にご自宅でも、黙祷ができたらいいですね。
コメント ( 5 ) | Trackback ( 0 )