うらやみ
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きっと、震災の起こった日が金曜日ですから、明日の方がたくさんの方々が祈りを捧げることでしょう。
でも、やはり日本人には、その日から数えて七日目のほうが意味があるような気がします。
お昼に千葉県佐倉市に住む義理の妹から電話。義父は元気。義母は不安解消行動にさらされているようです。ぐははは。そこを我慢しないとね。あとで「私の買い物のために、被災地の人たちへの物資の運搬が遅れたのかも・・・」と後悔するのは目に見えてるものね。
東京で買い物をする⇒品物が無くなる⇒お店は仕入れをする⇒トラックが使われる⇒ガソリンも車両も都内で動き回る⇒被災地へ車両も物資もいかない
義妹はスーパーで働いている。やはり品物が極端に少なくなっていると言う。
「お客さんの中には、これみよがしに[あんたのトコ、儲かるわね]って言うお客さんがいるのよ」
申し訳ないが、鼻で笑った。もちろん、妹を笑ったのではない。[儲かるわね]と、思っていることをそのまま店の従業員に言う彼(か)の人を鼻で笑ったのである。懲りない私たちの「羨(うらや)む」という人間性を笑ったのである。つまり、私自身を鼻で笑ったのである。
ツマラヌことを考えて、それをそのまま表に出して口にする。口に出す以前の、心の裏が病んでいるから「うらやむ(裏病む)」と言うのだろうかと、ふと思った。
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