水戸梅日記

水戸・いばらき

マネジメント改革の工程表

2007-03-20 | 読んだ本
マネジメント改革の工程表

マネジメント改革の工程表
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2006-09-29

 

 先日、新橋の「魚金」で、

 「サバ」 の話をしながら飲みました。

 

 とは言っても、魚の 「サバ」 ではなく、

 組織における 「サバ」 についてです。

 (組織の「サバ」は「バッファ」に出世するそう。)

 

 よくわからない? ・・・ですよね。

 

 ということで、「マネジメント改革の工程表

 岸良裕司 さんの本が登場です。

 

 岸良さんは、84年に京セラ入社、数々の全社的な問題解決の中心人物として活躍した方です。(現在は、ヘッドハンティングされて、ビーイング(株)という会社にいます。)

 

●なぜ人は「サバ」を読むのか。それは責任感があるから・・・。個人の責任感で「サバ」を読む。組織の上に行けばいくほど「サバ」を読む。組織と組織の間でも「サバ」を読む。「サバ」はネズミ算式に増えていく。

 

●経営幹部は自分でも「サバ」を読んできた経験があるので、現場の「サバ」が読める。そのため、さらに仕事を割り当てる。現場もそれはわかっているので、さらに多めに「サバ」を用意する。こうやって負のサイクルが際限なく回りはじめる。

 

●「サバ」は悪いことなのか?一見、悪いと思える「サバ」だが、これを逆手にとってプロジェクトの成功に活用できる使い方がある。「サバ」は余裕であって、これは積極的な機能をもつ「バッファ」に変えることができる。

 

●「サバ」を省くと、人間の行動は好ましくなる。厳しい納期を要求することで、部下は自己流のやり方では間に合わないと感じ、他の人から学んだり、自ら創意工夫するようになる。また、小さな問題でも早めに報告を上げるようになり、上司が部下を支援できるようになる。

 

●「サバ」を省くと、現場だけの「個別最適」から、「全体最適」の視点でみんなが意思決定するようになる。個人の「サバ」を集めたものは、「バッファ」として組織の上の方に置く。「バッファ」の位置でどの程度のチームワークが行われるかが決まる。

 

 といったことをこの本で読んで、かなり「目から鱗」でした。

 (うーん、「サバ」だけに・・・。)

 

 「サバ」以外に、虫も出てきました。

 

 「会社の害虫図鑑」。 

 まず、「くれない虫」 と 「べき虫」 。

 (イラストだと、“蜂”みたい。)

 

 「・・・してくれない」、「・・・すべきだ」は、実は同類。

 この虫は、会社近くの安い居酒屋で発生する危険があるそう。

 (あとは、喫煙ルームとか。)

 これを予防するには、一人5,000円以上のお店に行くこと。

 美味しいワインでも飲めば、会社のグチなどは誰も言わないそう。

 

 「かねくい虫」とか「マルチタスク虫」など、

 虫の話は、うちの中学生にも読ませたのですが、

 理解不能だったようです。

 (「サバ」などは読まないからでしょうか。)

 

 最後に、岸良さんの奥様は きしらまゆこ さんという絵本作家で、

 この本の執筆にあたっては、大きな力を発揮してくれたそうです。

 (最愛の妻と書いてあって、なんかいいなぁ・・・と思いました。)

 

 

HatimituRibbgosuGohoukan 

 

 

 

 

 

 浅川養蜂場の「蜂蜜飴」(茨城県城里町)

 カネショウの「蜂蜜入り りんご酢」(青森県平川市)

 五蜂館の「御用邸チーズケーキ」(栃木県那須町)

   

コメント (2)
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