藻谷さんの“目”で街を見てみよう!
藻谷さんの“呟き”が参加者にダイレクトに伝わるよう
インカムを装着して、旧県庁舎を出発しました。
ルートは、三の丸→大町→泉町→大工町。
バスで水戸駅まで戻り(南町・銀杏坂)、三の丸へ。
歴史が「柱」で、その断面が「地理」ということ。
「街」を見るときに、気をつけて欲しい3つのポイントが
地形の影響、歴史の影響、人口変動の影響。
以下、藻谷さんの呟きの一部です。
参加者との様々なやりとりも楽しかったです。
●有料駐車場は、月極か、時間貸しか。
→月極(住民・オフィス用)は管理が楽。胡坐をかいている?
●「珈琲問屋」は、頑張っている。
→“わざわざ店”には、駐車場がなくてもお客は来る。
●“氏神”様を祭った祠が残っている意味は・・・。
→おそらく、昔は武家屋敷。持ち主は替わっていないはず。
●豪華な「バス停」からわかること。
→公共のお金が投入されているケースが多い。
→ヨーロッパと違い、「飲食」を排除していること。
24時間運営している「金沢市民芸術村」を参考に。
●セットバックによって、街が衰退する理由。
→土地を買い上げもらい、儲かったお金で郊外へ。
→中心で行われるイベントを観る?という設計が流行った。
→再開発。
泉町の再開発は、大地主の意向が良い方向に作用。
●道路の幅は、とても重要。
→道路が「掘」になってしまうと、街が分断される。
信号機が本当に必要か、よく考えること。
●パサージュの配置にも注意。
→周辺の街区との連続性が必要。
●街にないものを探すことは、とても大切。
→パチンコ・映画館・・・。
大工町は、飲み屋街なのに、何故「薬局」がない?
→スーパーの出店は、地価が下がったことを意味。競合した?
→こういうの、外国人は好きだと思うんだけど・・・。
●間口が狭く、奥行きが広い土地の特性を活かす。
→アンテナに引っかかったお店は、「Rin」、「心まい」など
→“ワシントン祭り”って何?気になる!!
●自転車や歩いている人にも注目。
→坂の多い水戸、自転車の人は、ほぼ街中の居住者。
→昔は、「辻」だった場所。うまく活かせてない。
江戸時代の街並みが残っていたら世界遺産だったのに・・・。
●水戸駅のコンコースには、人が多い。
→JRのテナントミックスが上手。
(100メートル離れると人はまばら・・・。)
●三の丸に戻る途中、ようやく“梅”を発見。
緑地や街路樹がもっとあってもいいのに。
→夜景が楽しめるお店!(若い女性)