水戸梅日記

水戸・いばらき

市町村崩壊

2006-02-28 | 読んだ本

 「市町村崩壊」 という本を読みました。

 先日お話を聞く機会があった、元志木市長 の 穂坂邦夫 さん の本です。

 (読んでる途中、「県の方が先じゃないの?」 と言われたりしました。)

 この間 私は 「たとえ王」 にノミネートされた(?)のですが、穂坂さんもなかなか・・・だと思います。

 たとえば、「三位一体改革」 ですが、

 ここに1万円のお金があります。Aさん、Bさん、Cさん の3人のパートさんがいて、明日の仕事が終わってからのお金の配分を相談しています。

 普通の会社だと、最初に仕事の担当を決め、それがどれくらい大変な作業かに応じて、一番大変なAさんは、5000円、次に大変なBさんは、3000円、一番楽なCさんは、2000円というように決めるのではないでしょうか。

 ところが、「三位一体改革」 は、仕事の担当と業務量を曖昧にして決めないうちに、まずは、その取り分だけ決めようというのです。

 これでは3人は揉めるばかりで、給料はなかなか決まりません。

 (・・・私と比べては失礼だったですね。)

 このように、地方の実態がとてもわかりやすく書いてあります。

 私はてっきり、書いてあるのは、志木市での 行政改革の取組み だとばかり思っていたのですが、行政パートナー制度 とか、市民委員会 などの話が、直接でてくるわけではありません。

 小説風・・・というのでしょうか。

 201X年X月X日の国債クラッシュ後の地方の姿 「破壊のシナリオ ふるさと消失」 は、読んでいて怖くなります。

 (でも、近い将来、これに近いことが起こるような気がします・・・。)

 最後は、なんとか・・・「再生のシナリオ」 ですが。

 (本当にこうなればいいのですが・・・どうしても、まだそうなるとは思えないです。)

 穂坂さんは、現在は、NPO法人 地方自立政策研究所を立ち上げて、志を同じくする方と行動をともにしているそうです。

 http://www.jiritsuken.org/

 「地域の住民力が、国の基盤」 という言葉が印象に残りました。

 今日は仕事で、ある市の職員の方と、5時間に及ぶ話し合いをしました。

 危機感が違うと思いました・・・。

 (私とその方の・・・です。)

Okunomatu 「奥の松」 というのは、福島のお酒ですが、私の好きな銘柄のひとつです。

 値段の割に、美味しいです。

 これは、「全米吟醸」 というタイプで、初めて飲んだのですが、とてもフルーティです。

  頭ではわかってても、できることと、できないことがやっぱりあって・・・、 とか、立場でしなきゃいけないことと、しちゃいけないことがあって・・・とか、思いながら飲みました。

 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音楽三昧

2006-02-27 | 水戸

Kan 昨日は、音楽三昧 の一日でした。

 昼間は、「プラムコンサート」 という娘の吹奏楽部他の演奏会。

 今年で4回目になります。

 前の日からの事前準備やその他の用事で、ずっと動き回っていたので、久々に椅子に座れた~と思った瞬間に・・・。

 (疲れがとれました・・・。)

 先日のトロンボーンは、ここでデビュー。

 (水戸が世界に誇る 「芸術館」 だったのが、ちょっと嬉しかったりして・・・。)

 次の出番は、「京成百貨店」 のオープニングイベントです。

 トロンボーンと言えば、私の職場に アマチュアとは思えない方がいます。

 「何本持ってるんだろう・・・?」 と思います。

 (一本くらいでごちゃごちゃ言ってたのが、恥ずかしいです。)

 http://www10.plala.or.jp/kmatatb/

 トロンボーンのお話もすごいですが、マンガも面白いです。

 

 夜は、「くろばねかわら版」 編集長と一緒に、NOVITAで開かれた、吉田桂一さんというジャズピアニストのライブを聴きにいきました。

 美味しい料理とお酒が身体の隅々までいきわたったせいか、音楽がひとつひとつの細胞から身体に入っていくような感じで・・・、とても気持ち良かったです。

 やっぱりプロの演奏は違うなぁ・・・と思いました。

 自宅から100メートルくらいの場所で、こんなことが起こっているなんて知りませんでした。久々に素敵な夜でした。

 音楽の後も気持ちよく時間が過ぎて、少なくとも2時間くらいの勘違いをして家に帰ったのでした。

 

Jari テオブロマの 「じゃり」 というチョコレートです。

 「マーブルチョコレートだよね。」 とか、「ジョイ本で似たようなのが、300円で売ってるよ。」 とか、「テオグロマ?」 とか・・・。

 みんな本当に、もう・・・あげないから・・・。

 ( 「キャビア」 というチョコレートもあるそうですが、きっと、「チョコベビーだよね。」 と言われますね・・・。)

 私は、これは、プロの仕事だと思うんですけどね・・・。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くろばねかわら版 第11号

2006-02-24 | 水戸

 「認める」 という言葉の語源は、相手の良いところを 「見て、心にとめる」 ことだと、以前、コーチングの先生から聞いたことがあります。

 一人ひとりの 長所や持ち味や、よほど意識していなければ、見逃してしまいがちです。

 ( 「見とがめる」 ことは、多いですけどね・・・。)

 「見て、心にとめる」、 「認める」ことは、自分と相手の関係をよくするだけでなく、相手の成長にもつながるのだそうです。

 と、いうことで・・・?

 お待ちかねの 「くろばねかわら版」 第11号 が出来ました。

 夕べ、できたてのほやほやを、30部受領しました(先着順です)。

 取りに来られない方のために・・・でしょうか?

 すでに商店会のHPにアップされてました。

 (マスターよりも、先にアップしようと持っていたのですが、10年早かったですね・・・。)

  http://kurobane.web.infoseek.co.jp/kawaraban-11-00.htm

 このかわら版のことは、前に 「くろばねなるほどザワールド!」 などと、紹介したことがありますが、改めて思いました。

 くろばねら~ずは、 「人種のるつぼ」

 ( 「たとえオブザイヤー」 にノミネートされたので、ちょっとはりきってみました。)

 はい、本題に・・・戻りましょう。

 前述の 「認める」 と いうことを、私は、この 「かわら版」 で思いだしました。

 いろいろな人を温かい目で 「見とめる」 ことが、この 「かわら版」 の原点 なのだと気づいたのでした。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

テオブロマ

2006-02-23 |  ひとりごと

Teo 久々に、残業。

 疲れました。

 テオブロマのチョコレートはいただきものです。

 カカオがしっかり主張してます。

 (って、ほんとかな・・・?)

 いずれにせよ、疲れた時は、甘いものですね・・・。

 今日は、美味しいケーキ屋さんを紹介します。

 兵庫県三田市に、最近めきめきと頭角を現しているパティシエのお店があります。

 その名は、「 es-koyama (エス小山)」。 

 (友達がいつか食べさせてくれるというのを楽しみにしています。)

 ここのロールケーキはTVチャンピオンで優勝したことがあるそうです。

 友達の話では、か・な・り、美味しかったそうです。

 ここの小山シェフはパティシェだけど、ロックミュージシャンでもあって、ロックとケーキというイベントを神戸でやっていたりするそうです。

 以下のHPでイベントを知ることができます。 

 「オカシなオカシなロックショウ」 ・・・だそうです。

 http://www.es-koyama.com/rock%20night%20vol01/rock_night.html

 ここのHPがリンクしている先のHPを見るだけでも、とても幸せな気持ちになります。

 何と、テオブロマ の 土屋シェフ もトークライブに参加しています。

 そこで、土屋シェフがした話ですが、

 パティシエ(パティシエール)で、自分の店を持ち、成功を収めるのは一握り。

 パティシエールとして自分の店で働いていてやめた女性と街で出会い、その女性がお母さんになった姿を見た。

 “ それもひとつの生き方 ”

 厳しい パティシエの世界 で、頑張ることもひとつの生き方だけれど、他の生き方を選んだことも、それぞれにそれぞれの生き方だと思った。

 ・・・しみじみしてしまいました。

 明日もなんとか頑張って、土日出勤を回避しようと思います。

  

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツーリズム

2006-02-20 | おしごと

 「現代ツーリズム研究の諸相」 という 神戸大学経済経営研究所 の 研究叢書 を読みました。

 「観光」 の由来は、「易経」にある 「国の光を観る」。

 ( 英語では、「sight-seeing」ですね。)

 日本では、国政レベルで 「観光」 が定義されたにもかかわらず 「観光」の定義が曖昧(データも曖昧) であることを指摘しています。

 現在、観光の定義は 「余暇時間の中で、日常生活圏を離れて行う様々な活動であって、触れ合い、学び、遊ぶということを目的とするもの」 だそうです。

 この場合、以下のようなケースが、問題になります。

北海道からディズニーランドに遊びに行くのは 「観光」 だが、地元、舞浜の人がディズニーランドに行くのは 「観光」 ではない。

 (私が、散歩がてら 「偕楽園」 に行くのは 「観光」 ではないのでしょうか・・・? ちなみに、今日から 「水戸の梅まつり」 がはじまりました。)

「ビジネス」で移動する出張は、現代の 「観光」 という概念にはそぐわない。

 (私が、広島へ出張に行った際、空いた時間に 原爆ドーム を見たのは 「観光」 ではないのですね・・・。)

「友人や親戚を訪問する」が、「観光」 の概念に含まれるかは、微妙なところである。

 (私が、秋に 松山 に行ったのは、友人訪問が主目的だったので、もしかすると 「観光」 じゃないのかもしれません・・・。)

 ということで、観光の定義があいまいであれば、そのデータも信憑性に欠けるわけで・・・。

 というか、観光客数、観光関連産業の生産額 や 従業員数経済波及効果 などのデータは、ほとんどが「試算」なのだそうです。(これは私も知ってはいましたが・・・)

 そこで、この叢書では、「観光」 から 「ツーリズム」 への 転換 を 提案しています。

 ツーリズムを、「非日常的に人が移動すること」 とする。

 「非日常」 に 「空間」と「時間」 を含意させ、「移動すること」だけ規定して、あえて 「目的」 を規定しない・・・。

 (これだと、trip,travel,excursion などのニュアンスが入るそう。)

 このように定義してみることで、研究の地平が拡がるのではないか・・・、と結んでいます。

 (観光やツーリズムといった分野の研究は、まだまだ未熟だそうです。) 

 ディズニーの成長戦略や、自治体の観光レジャー政策の評価などの章を興味深く読みました。

 昨日の朝ですが、テレビで 「遠くへ行きたい」 を見ました。

 大分県の 臼杵市 が取り上げられていました。

 ( Tさんを思い出しつつ、ずっと見ていました。)

 湯布院とセットで行ってみたくなりました・・・。

Takenoko 5RC の 人気メニュー

 グリーンカレー です。

 ( 別名 : 竹の子ナイス )

 昨日、ジップロックに入れて、「お持ち帰り」 にしていただきました。

 今日の夕飯に早く食べたくて、さっさと帰ってきました。

 白くて細いのが 竹の子 で、これがポイントです。

 辛いけど、まろかや。

 「秀樹、感激!」

 5RCのカレーが、私の家に 「非日常的に移動」 してきたわけで、やっぱり昨日はナイスな夜でした・・・。

 参考までに・・・、5RCのブログを紹介します。

 http://5rc.ameblo.jp/

コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時間の感覚

2006-02-19 |  ひとりごと

Suisougaku 市内の他の小学校で行われた 「さよならコンサート」 に、娘の小学校の吹奏楽部から8名が招待されました。

 それぞれが、ソロで演奏。うちの娘は、トロンボーンです。

 間違えないように・・・と祈りつつ (これが、また、とても 「長~い時間」 に感じてしまうのです)、客席で聴いていました。

 「4回転ジャンプ的な音」 をだそうとしたらしいのですが、残念ながら・・・、失敗。

 成功する確率は、5回に1回だったので、しょうがないです・・・。

 演奏前までは、「3回転半的」 にまとめるかどうかで、悩んでいたらしいのですが、褒めたいですね、チャレンジ精神だけは・・・。

Cake_3

 終了後、「水戸京成ホテル」 で、ケーキバイキング。

 大人 1,260円、小学生以下 630円。

 (170センチを超える小学生がいたので、お店の人からは疑惑の眼差しだったような気が・・・。しかも、大人よりも食べたんじゃないかと思うし・・・。)

Bijoubu 帰ってから、「美丈夫」 という 微発泡純米吟醸酒 を飲みました。

 表参道ヒルズ の 「はせがわ酒店」 で購入したものです。王様のブランチで紹介された日本酒です。

 シャンパンみたいでした。

 グラスは、オリジナル商品。 「うすはり」。

Stick

 で、つまみは、「野菜スティック」。

 この「サラダ味噌」 は、栃木県の 「青源」 という有名な お味噌やさんのものです。(美味しいです・・・。)

 ここまで・・・、だと、楽しくて美味しい一日のように思えるかもしれませんが、実は、今日もいろいろなことがあったのでした・・・。

 「さよならコンサート」 に行く前 の 午前中に、また、例の「騒動」が・・・。

 学校で友達2人と遊んでいるはずの下の娘が、友達と一緒に駅ビルに行っているのではないか・・・?と、上の娘が言うので、私が学校に、本当かどうか? 確認しに行きました。

 案の上、そのとおり・・・でした。

 (がっくり・・・)

 3人一緒に、私の家に戻ってきたところで、事情を聴取。

 そして、注意。(怒ってませんてば・・・)

 とりあえずお昼ご飯を食べさせて・・・という収拾のつかない中で、なんとか午後のコンサートに出かけたわけです (居眠りしたのは、そういうわけです)。

 おにぎり2個持って、朝から出かけてしまうのんきな人が本当に羨ましいです・・・。

 下の娘の友達からは 「おかあさんのイメージが崩れた~。やさしそうだ と思ったのに 怖いんだね~。」 と言われたそうだし・・・トトホです。

 一日が一週間分。そして、一週間が一月分くらいに感じる今日この頃です・・・。

 (最近、長く感じたのは、今日の娘の演奏時間だけでした。)

 

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

表参道ヒルズ

2006-02-17 |  ひとりごと

SanSa S

 

 

 東京出張でした。

 起きたときに、二日酔いだー・・・と思いつつ、少し早めに家を出て、「表参道ヒルズ」 を見てきました(30分でしたが・・・)。

 素敵です・・・。

 表参道ヒルズは、低層の建物で、中は吹き抜け、各階はゆったりしたスロープでつながれています。また、昔の記憶を残したかのような古い部分がいい感じに残っていて、建物自体から意思を感じました。

 仕事が終了してから、急いで水戸に戻り、平成水戸塾の会合に出席しました。

 元志木市長の穂坂さんの講演会だったのです。

 (詳細は、後日。)

 終了後、5RCで懇親会・・・。

 (すみません。また飲んでしまいました・・・。)

 忙しかったですが、美味しいご飯がたべられたり、岡山参集の皆様の懐かしい声が聞けて、とても嬉しい一日でした。

 案の定、「真面目に考えすぎないように」 とか、「もう少しゆっくりしたら・・・」 などと、言われまして・・・、

 うーん・・・、これからは、「表参道ヒルズ的生き方」 だな・・・と思ったのでした。 (六本木ヒルズ的ではなくてね・・・。)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ものもらい

2006-02-16 |  ひとりごと

Monomorai 朝起きたら「ものもらい」ができてました。

 (ものもらいという言葉は、全国共通なのでしょうか?)

 かなりすごい状態だったので、娘に 「また、泣いて寝たの?」 と言われました。(・・・泣いてないってば。しかも、また?って何?)

 とりあえず、職場に行っても調子が悪いので、「休ませてください」 と言ったら、言った相手が ものもらい の 常習犯・・・じゃなくて、リピーターでした。

 眼科に行くよりも、「生協でも目薬を買えば大丈夫!」 といわれ、それにしたがったら・・・、夕方にはかなり楽になってました。

 というか、自分で治っていく力があるのでしょう。

 時間がたてば・・・ね。

 昨日のブログは読み返すとかなり恥ずかしいです。

 コメントやメールをたくさんいただいて申し訳ないです・・・。

 「豆腐の角に頭をぶつけて死ね!」 と言われたような気がします。

 「・・・はい。」

 あきらめたことのかわりに、なにかそれ以上にしなきゃいけない、ような気になっていたせいかもしれないし、もともと持ってるコンプレックスのせいかもしれないし・・・。

 基本的に負けず嫌い(みんな知ってると思うけど)ですが、こういう人ほど、一番負かされやすいのだそうです。

 自分と他者について、それぞれの目線で見ると、

  ①自分と他者が知っている自分

  ②自分だけが知っている自分

  ③他者だけが知っている自分

  ④自分も他者も知らない自分

 という、4つの領域にわけられるそうです。

 今回は、①の領域がすごく拡がって良かったような気がします。

 かなり恥ずかしかったですが・・・。

 というわけで、今日は帰り際に、ものもらいの時は飲みに行かないほうがいい・・・と言われたのですが、それが本当かどうかを確かめることになりそうです。

 心配しがいがなくて、ごめんなさい。

 

コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文学賞メッタ斬り

2006-02-15 | 読んだ本

 「文学賞メッタ斬り」 という、 大森望 ・ 豊崎由美 さんの本を読みました。

 巷には様々な 「文学賞」 がありますが、それがどんな傾向のどんな賞で、過去にどんな受賞作を出しているのか?

 そして、各賞の成立事情や選考過程、選考の内幕、賞をめぐる文壇ゴシップや、トラブルにも斬り込んで・・・というと、どろどろした内容に思えるかもしれませんが、小説が大好きだからこそ、ここまでいうのだと思います。(テルちゃんをこきおろしたりとか)

 全部で13章に分かれていて、対談形式で、さまざまな 「文学賞」 が紹介された後に、

 芥川賞は目利きじゃない。

 直木賞は与えるタイミングを間違えている。

 文学賞の選評は選考委員にキャラ燃えして味わえ。

 江戸川乱歩賞はミステリ界のセンター入試。

 などの 「心得」 がついてます。

 最後は、

 文学賞は作家のためにある(読者のためにあるのではない)

 で、締めくくり。

 自分の仕事関係では、最後の 「文学賞甲子園」 というアイディアに興味を引かれました。(もちろん、本人達は冗談のつもりです。)

 インターネットで検索したそうですが、いまや地方には文学賞が80以上あるという状況らしいです。(ふるさと創生でもいくつかの賞ができたらしい。)

 坊っちゃん文学賞はシードにする、選考委員はキャラが立っている人にする、totoもやる、裁判の陪審員制度みたいなことも導入するなど・・・話はどんどん大きくなるばかりでしした。

 ところで、今日は、自分を斬るというか・・・、そういう感じで書いてみたいと思います。

 (文学賞の話は、ええ、もうどうでもいいです。)

 最近の自分は、時価総額経営をしていた 「ライブドア」 だったかもしれないと思います。

 「あれもこれも、うんうん、大丈夫。」 「任せて!私ならできるから。」

 ・・・の繰り返しだったような気がします。(M&Aですね。)

 あれもこれも 全部大好き という 基準 で、M&Aを繰りかえすうちに、不良債権だらけになりました。

 (致命的なのは、「嫌い」 という 子どもでもわかる 感覚 をなくしそうになっていることだとい思います。)

 ちゃんと心配してくれる人にも、 「できません という 自分 がいやなんです、自分がかわいくて悪いですか!」 という始末。でも、なんとか見捨てずにいてくれて・・・(多分面白いからだと思いますが・・・)

 たどりついた結論は、「自分に自信をもつこと。」

 人に頼ったりして、慰めてもらうことは、とても楽かもしれないけど、私の場合は、そうじゃないと思います (頼ろうとした人ごめんなさい、そういうわけです・・・)。

 「ぜんぜんそのままでいいじゃん」 「あたしサイコー」 と言ってくれるのに、「そんなことありません」 と返すのが、私にとっての甘えなのだと思います。

 今日家に帰ったら、下の娘が、明日の「なわとび大会」の時間飛びに備えて(?)、跳ねて続けていました。イメージトレーニングらしい・・・。

 ほんとに 「ばか・・・」 だけど、それを見ていると、おかあさんの方がずっと 「ばか・・・」と気づいたりします。(こういうとき・・・、これが、私に子どもがいることの理由なのだと思います。)

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もの食う人びと

2006-02-14 | 読んだ本

 「もの食う人びと」 という 辺見庸さんの本は、確か去年読んで、しばらくの間、私の元気を失わせた本です。

 著者は、世界最大のレストランで、数千人の人が同時に食事をしている様子を見て、「あぁ、人とは、もの食う 『器官』 なのだなぁ・・・ 」 と思ったそうです。

 私は、その言葉で、口から肛門までつながっている消化器官をぐるっとひっくり返して外側にした絵を思い浮かべてしまったのでした・・・。(食事中の方ごめんなさい。)

 
 人はどこで、なにを、どんな顔して食っているのか。あるいは、どれほど食えないのか。ひもじさをどうしのぎ、耐えているのだろうか。日々ものを食べるという当たり前を、果たして人々はどう意識しているのか。いないのか。食べる営みをめぐり、世界にどんな変化が兆しているのか。うちづづく地域紛争は、食べるという行為をどう押しつぶしているか・・・それらに触れるために、私はこれから長旅に出ようと思う。

 ということで、飽食の国 「日本」 への苛立ちとともに、異国へ旅立った著者は、ダッカの残飯からチェルノブイリの放射能汚染スープまで、食って、食って、食いまくるのです・・・。

 この国に生まれたことの 「幸福」 と 「うしろめたさ」 でいっぱいになってしまったのでした。知らなかった現実を突きつけられて、自分の生活とのギャップに戸惑い・・・、でも最後に気がついたのが、自分にできることは、いま目の前にある食べ物をしっかり楽しく食べることだけだというシンプルな答えでした。

 さて、今日はバレンタインデーでした。

 (チョコレートが食べ物ではなくなる日?)

 OLの7割がバレンタインデーは不要だと言ったそうで・・・、こういうこともあってか、うちのダンナの職場では、なんと 「チョコ禁止令」 がでたそうです。

 だから???

 もらってきたのは、明治の板チョコ1枚。(景品疑惑・・・)

 これまでは、義理チョコといえども、私が!楽しみにしてたんですけどね。

 ・・・ということで、チョコがつないでいたのは、職場の人間関係だけではなく、家庭の微妙な人間関係でもあったことに気がつきました。

 (ま、別にもてなくても・・・いいんですけどね。)

Ice_1 帰りにコンビニで、「テオブロマ」 のアイスを買いました。

 とりあえずこれで・・・。

 (多分、私が食べることになると思いますけど。)   

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする