「市町村崩壊」 という本を読みました。
先日お話を聞く機会があった、元志木市長 の 穂坂邦夫 さん の本です。
(読んでる途中、「県の方が先じゃないの?」 と言われたりしました。)
この間 私は 「たとえ王」 にノミネートされた(?)のですが、穂坂さんもなかなか・・・だと思います。
たとえば、「三位一体改革」 ですが、
ここに1万円のお金があります。Aさん、Bさん、Cさん の3人のパートさんがいて、明日の仕事が終わってからのお金の配分を相談しています。
普通の会社だと、最初に仕事の担当を決め、それがどれくらい大変な作業かに応じて、一番大変なAさんは、5000円、次に大変なBさんは、3000円、一番楽なCさんは、2000円というように決めるのではないでしょうか。
ところが、「三位一体改革」 は、仕事の担当と業務量を曖昧にして決めないうちに、まずは、その取り分だけ決めようというのです。
これでは3人は揉めるばかりで、給料はなかなか決まりません。
(・・・私と比べては失礼だったですね。)
このように、地方の実態がとてもわかりやすく書いてあります。
私はてっきり、書いてあるのは、志木市での 行政改革の取組み だとばかり思っていたのですが、行政パートナー制度 とか、市民委員会 などの話が、直接でてくるわけではありません。
小説風・・・というのでしょうか。
201X年X月X日の国債クラッシュ後の地方の姿 「破壊のシナリオ ふるさと消失」 は、読んでいて怖くなります。
(でも、近い将来、これに近いことが起こるような気がします・・・。)
最後は、なんとか・・・「再生のシナリオ」 ですが。
(本当にこうなればいいのですが・・・どうしても、まだそうなるとは思えないです。)
穂坂さんは、現在は、NPO法人 地方自立政策研究所を立ち上げて、志を同じくする方と行動をともにしているそうです。
「地域の住民力が、国の基盤」 という言葉が印象に残りました。
今日は仕事で、ある市の職員の方と、5時間に及ぶ話し合いをしました。
危機感が違うと思いました・・・。
(私とその方の・・・です。)
「奥の松」 というのは、福島のお酒ですが、私の好きな銘柄のひとつです。
値段の割に、美味しいです。
これは、「全米吟醸」 というタイプで、初めて飲んだのですが、とてもフルーティです。
頭ではわかってても、できることと、できないことがやっぱりあって・・・、 とか、立場でしなきゃいけないことと、しちゃいけないことがあって・・・とか、思いながら飲みました。