(テフロン加工がお疲れのようだったので。)
だからどうしたというのは、ちょっと待って下さい。
なんと!このフライパンは、ただのフライパンじゃないのです。
ナノテク が使われているのです。
「ナノセラミックコーティング」です。
ナノテクについては、商社の研究部門にいる後輩から、それがどういうものかは大体聞いていたのですが、やっと身近なところで実感できました。
ナノテクノロジーとは、物質を限りなく小さくすることで、新しい可能性を追求する技術。1ナノメーターが「10億分の1メーター」のことで原子サイズに相当するんですよね。ね?
このフライパンの場合は、20~30ナノメーターのサイズまで「銀」を小さくしてセラミックに混入しており、遠赤外線効果を狙っているそうです(焦げ付きにくいのは当然)。
プライパンは 「鉄製のトラディショナルなのを使うのが正しい」 とは、私の敬愛する大橋歩さんも言いません。(大橋さんもテフロンだそうです。)
大橋歩さんは「平凡パンチ」の表紙を長くつとめたイラストレーターで、とても素敵な絵とエッセイを書きます。
このフライパンのことは 「おいしい毎日」 という本に書いてありました。
久しぶりにこの本で、大橋さん流のお正月の楽しみ方、それにまつわる家族の話などを読んでみました(もちろん一年を通しての暮らしのアイディアも、この本にはたくさん書いてあります)。
きちんと伝統を踏まえた上で、新しいものを上手に取り入れるセンスは見習いたいといつも思います。
例えば、黒の漆塗りの膳に、赤い漆、塗りの皿、バカラのグラス、箸は柳で、手作りの箸入れ、箸置きは松の小枝、が大橋さん流の正月用のセッティング。
(台所仕事があるから正月らしい恰好はしないそうなのですが、自分がきちんとしたいところはきちんとするのです)。
私もブログ書いてるバヤイじゃないと思う・・・。
土浦のレンコンです。
茨城の名産品のひとつ。
レンコンの穴を通して未来の見通しがきくという縁起ものです。(筑前煮を作ろうと思います。)