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オランウータンに森を返す日 価格:¥ 1,300(税込) 発売日:2000-04 |
「オランウータンに森を返す日」
川端裕人さんの本。
大阪のペットショップで、4頭のオランウータンの赤ちゃんが
発見されたとき、著者に「なぜ?」という疑問が生まれました。
答えを知るために行動をおこしますが、さまざまな事実を
前にして、さらに多くの疑問が湧いてきてしまいます。
オランウータンの赤ちゃんがインドネシアに返っていくまで
何度も何度も考えることの繰り返しでした。
オランウータンの赤ちゃんは、
赤ちゃんをおぶっている母親を撃ち殺し、
その背中からはがして捕獲するそうです。
母親と一緒に落ちて死んでしまう赤ちゃんも多く、
1頭の赤ちゃんを捕獲するために、
その陰で19頭ものオランウータンが死んでしまうとのこと。
他にショックだったのが、
オランウータンの棲む森がすごい勢いでなくなっていること。
インドネシアで多発する森林火災には多くの謎があります。
(先日観た映画、「ダーウインの悪魔」を思い出しました。)
本のタイトルは、おそらく最初は、
「オランウータンを森に返す日」 だったのが、
いろいろと考えていくうちに
「オランウータンに森を返す日」 になったのだと思います。
日本国内のペットブームや野生動物の密輸問題と、
インドネシアの森林問題は密接に関係していています。
(日本はインドネシアの一番のお得意様です。)
すべてを総合的に考えることが大切だそうです。
「アイユーラブストーリー」
先日、「梅酒を買いました」と言ったら
「梅酒は作るもんだろー」と言われました。
(・・・作るとなると、もうすぐですね。)