撮れたて箕面ブログ

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郷土資料館で「戦時生活資料展」を開催しています!

2019年08月08日 | こんなことがありました!


(真剣なまなざしで展示物を見る来館者たち)

戦時中の国民生活の状況を、当時使用されていた生活用具や写真で知ることができる「戦時生活資料展」が、8月2日(金曜日)から9月4日(水曜日)まで、箕面市立郷土資料館(箕面6-3-1)で開催されています。

「戦時生活資料展」に展示されている品のほとんどは、実際に、戦時中使用されていたものです。戦時中に刊行された新聞や雑誌のほか、戦地に赴く兵士が持参する奉公袋や慰問袋など、当時の状況が伝わる資料が数多く展示されています。


(子ども向けの雑誌は、戦争色が強いものが多かったそうです)


(出兵の際に必要なものを入れるための大切な袋)

写真資料では、戦車のおもちゃで遊ぶ赤ちゃんや、戦争ごっこをして遊んでいる子どものようすが写されてれており、当時の状況が子どもに大きな影響を与えていることがわかります。


(おもちゃが戦車!側面には旭日旗が描かれています)


(今では見られない遊びですね。おもちゃの銃がリアルです)

また、武器製作のための金属が不足したことで、一般家庭から「金属を集めます」と書かれたちらしも展示されており、贅沢が許されなかった戦時中の厳しい状況について知ることができます。


(武器製作のため、一般家庭から金属を集めていたようです)


(生活用具に関しては、自発的な供出だったようです)

見学していた来館者は、「当時は、展示されている資料のような、厳しい制限を課され、贅沢とは無縁の生活を送っていたことを思い出しました。戦争という悲惨な出来事を二度と繰り返してはいけないと改めて感じました」と話しました。


(少ない配給で飢えをしのいでいたそうです)

本企画を担当した同資料館の小川紗弥子(おがわさやこ)学芸員は、「戦時中に、実際に使われていた物や箕面市内の様子がわかる写真を見ていただき、当時の状況について知ってほしいと思います。また、戦時中と現在の生活を比較し、違いを感じていただき、平和について考えるきっかけになれば嬉しいです」と話しました。


(戦時中、箕面市内での一枚)

 

 

また、同資料館では、6月1日(土曜日)から9月4日(水曜日)まで、カルピス誕生100周年を記念して、カルピスの生みの親である三島海雲の生涯をたどる企画展「カルピスをつくった人 三島海雲」を同時開催しています。  本企画展では、箕面市に生まれた三島海雲の、子どもの頃の様子から、カルピスの原点となった酸乳との出会い、カルピスの誕生、「仏教聖典」作成までの生涯を知ることができます。さらに、発売当時のカルピスのボトルや広告ポスターなど、今ではなかなか見ることのできない貴重な資料も、間近に見ることができます。

 

 

●「戦時生活資料展」

【期間】8月2日(金曜日)~9月4日(水曜日)※毎週木曜日休館

【時間】午前10時~午後5時

【場所】郷土資料館(箕面6-3-1、みのおサンプラザ1号館地下1階)

     電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694

【費用】無料

 

●企画展「カルピスをつくった人 三島海雲」

【期間】6月1日(土曜日)~9月4日(水曜日)※毎週木曜日休館  

※時間、場所、費用については、「戦時生活資料展」と同じです。

 

<戦時中の暮らしを学んで、現在の平和な生活のありがたみを改めて感じたモミ。


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