撮れたて箕面ブログ

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ゆず収穫剪定サポーターが、今年も活躍中です!

2016年11月21日 | こんなことがありました!

大阪府内で唯一のゆずの出荷生産地である箕面市北部の止々呂美地区で、ゆずの出荷が始まっております。
止々呂美ゆず生産者協議会(尾上喜治会長)のメンバーが、人手不足により収穫や手入れが十分に行き届かないゆず農家の収穫にまわります。11月20日(日曜日)、その協議会活動を応援する“ゆず収穫・剪定サポーター隊”が今年も結成されました。
ゆず収穫・剪定サポーターは、ゆずが好きで農作業に関心のある市民のかたを対象に公募したもので、現時点で31人の方が応募されています(現在も募集中です)。

(写真の左から、ゆず生産農家の中上忠彦さん、尾上喜治さん、ゆずサポーターの皆様)

ゆずは木の幹にトゲがあり、実がトゲに触れると茶色く変色し、商品の価値を下げてしまいます。また昔から、『桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年』と言われるほど、実が採れるまで年数がかかります。そのため、通常は5年ほどで結実される接木栽培が主流ですが、止々呂美のゆずは ”種”からじっくり育てる実生栽培です。
「実生栽培」は、実が大きく育ち香りが良く、日持ちするのが特徴です。

ゆず生産農家さんが、ゆずの木にハシゴを掛けて、収穫籠を持って登ります。
ハサミで一つ一つ丁寧に収穫です。
剪定も兼ねて、枝木ごと伐り降ろされる場合もあります。


サポーターさんも、負けじと剪定バサミを伸ばして、下から大きな果実を狙われます。

果実の実ったゆずの枝木が地面に降ろされると、サポーターさんがゆずを採ります。

この時期の収穫は、日暮れまでの限られた時間との勝負です。でも、農家さんが本来一人でされていた作業も、サポーターさんとの分業により、かなりのスピードアップです。

枝木から切り離したゆずを、さらに二度切りして収穫籠へ。

サポーターの高橋智子さん(写真:上)は、「自然あふれる止々呂美が好きで、参加させていただきました。低樹高で生産される体験農園のイメージで来たので、10メートルもある大きな木にもびっくりです。農家さんは大変ですよね。」と話しました。

箕面とユズが大好きだとおっしゃるサポーターの高木信さん(写真:上)は、大自然をバックに「採ったぞー!」と楽しんでくださいました。

”ゆず農園”が生産者と消費者の距離を縮める場になっています。
こうした「つながり」で箕面のゆずが、単に食品スーパーで売られるゆずから、”(生産農家の)顔の見える食材”へとなって、産地応援のすそ野が広がっていけば地域全体の活性化にもつながると思います。

この日に収穫したのはコンテナ15箱(200㎏~300㎏)。
止々呂美ゆず生産者協議会会長の尾上喜治さんは、
「サポーターのみなさんに、収穫の作業、重たいコンテナの運び出しや剪定枝の掃除もお手伝いいただき、本当に助かっています。」と喜んでいました。

収穫されたゆずは、JA大阪北部萱野支店を通じて、予約販売や朝市へ出荷されます。
11月26日(土曜日)箕面市農業祭でも直売されます。


【販売に関する問い合わせ】
JA大阪北部萱野支店 電話:072-722-5451

【ゆず収穫・剪定サポーターに関する問い合わせ】
みどりまちづくり部農業振興課
電話:072-724-6728、ファックス:072-722-2466
詳しくはこちら

 

 

<ゆずの収穫楽しそうだなー。モミジーヌも行きたいな-。


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