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撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

秋の味覚!止々呂美特産のツヤツヤであま~いクリ「銀寄(ぎんよせ)」の出荷が始まりました!

2011年10月05日 | こんなことがありました!

箕面市北部の止々呂美地区で、特産のクリ「銀寄(ぎんよせ)」の出荷が始まりました。荷受け先となるJA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センター(下止々呂美424)では、各農家から集まったクリの選別作業に追われています。

止々呂美地区では、山の斜面を利用してクリの栽培が行われており、この収穫が秋の訪れを告げる風物詩となっています。現在は約20戸の農家が栽培を行っています。

クリは極端な気候に弱く、夏の猛暑の影響により発育に遅れが出、止々呂美でのクリの収穫は、例年より1週間~10日程遅く始まりました。9月26日(月曜日)には「早生栗(わせぐり)」が、10月3日(月曜日)には大粒で味が良いことで知られている特産品の「銀寄」の出荷作業が開始されました。この出荷作業は10月11日頃にピークを迎えます。

止々呂美特産物センターによると、今年の「銀寄」は猛暑により落ち栗が出たため、例年より少し少ない3トン程度の出荷量を見込んでいるとのことです。例年に比べ、実は少し小ぶりですが、味は甘みが凝縮されているとのことです。

選別作業をされていた尾上和子さんは「銀寄は、甘くて大きいのが特徴です。塩水で1時間30分程度煮るともっと甘くなり最高の味になります。栗ごはんや栗ようかんにして食べるとすごくおいしいですよ!」と話しました。


「もう抜群の味です!5つで3合の栗ご飯が炊けますよ」と、尾上さん

選別作業は、午後1時30分から同センターの倉庫兼作業場で始まりました。

まず虫がつかないように燻蒸消毒を済ませたクリをベルトコンベアーに乗せ、虫食いや傷みなどの不良品を取り除き、選果機にかけます。

そして、つぶの大きさ別にS、M、L、LLの4つのサイズに分け、それぞれ3、5、10キログラムの3種類の段ボール箱に詰めていきます。

選別されたクリは、ほとんどが予約販売です。「銀寄」は人気が高く、毎年多くの注文を受けています。同支店で販売される価格は、銀寄Mサイズが1キログラム800円(税込)Lサイズが1キログラム1200円(税込)、LLサイズが1キログラム1500円(税込)となっています。

お問い合わせは、JA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センター(電話:072-739-0193)へ

<モミジーヌも銀寄をいっぱい食べたいな!ところでモミジーヌの身長は銀寄何個分なんだろう?

 


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箕面市を出発した支援物資が無事に到着しました!

2011年10月05日 | こんなことがありました!

 こんにちは。岩手県大槌町に災害派遣中の西田です。
 7月28日から10月31日までの約3カ月間、大槌町教育委員会事務局の職員として、被災した学校施設に代わる仮設校舎の建設業務などを担当しています。(大槌町の状況については前回のブログをご覧ください)

 さて、今日は10月3日(月曜日)に箕面市を出発した支援物資が無事に到着しましたので、その様子を皆さんにお伝えしたいと思います。
 (報道資料:支援物資の寄贈について)

<釜石・大槌地区消防本部にて>
 箕面市消防本部では、震災直後に釜石市と大槌町へ派遣していた消防職員16名から現地の悲惨な状況の報告を受け、箕面市防火協会会長と消防職員有志から集まった義援金で購入した防火服などの他、賛同いただいた消防装備品製造・販売企業など9社から無償で提供を受けた消防装備品を釜石市へ向けて発送しました。

 10月4日(火曜日)の午後、消防装備品を乗せたトラックが無事に釜石市へ到着しましたので、釜石市の教育センター内に仮移転している釜石・大槌地区消防本部を訪ね、受け渡しをしてきました!

 


(釜石・大槌地区消防本部です。庁舎は津波により被災し使用できないため、仮移転しています。)

 
(お忙しいにも関わらず、早速試着してくださいました!)

 箕面市消防本部の三上消防長から預かったメッセージを代読し、支援物品の目録などと併せて、釜石・大槌の千葉消防長へお渡ししました。
 「厚意を無駄にしないよう、最大限活用させていただきます。」と感謝されていました。


<大槌町立小中学校仮設校舎にて>
 引き続き、箕面市から同じトラックで到着した、小中学校用の教卓と書類保管用ロッカーを、9月15日に完成した大槌町立小中学校仮設校舎へ届けてきました。
 これは箕面市内の小学校から支援できるものがないか?箕面市教育委員会事務局で調査し、今回同時に発送したものです。


(壊れていないか?点検中です。)


 (子どもたちは元気いっぱいに走っていました!)

 「あれ?教卓は?」と思っているうちに教卓は教室へ運ばれていきました。早速授業に活用されるようです。書類保管用ロッカーは職員室や会議室で活用されるとのことです。
 支援物資の発送に携わっていただいた皆さん、無事に届けていただきありがとうございました。また、運搬をお願いしました「株式会社レボ・アクティマ」さん、おつかれさまでした。


<支援物資の状況など>
 私が勤務している教育委員会事務局にも、全国各地の企業や個人の方から毎日多くの支援物資の申し出をいただいています。ノートや鉛筆などの学用品、ランドセル、児童生徒用の机、ピアノ、暖房器具などなど数え上げればキリがありません。
本当にありがたいことなのですが、残念なことに「支援をしたい!」と思われる気持ちと、支援を受ける側のニーズが合っていないというのが現状です。

 上に記載した品々も、これまでのご支援のおかげで十分に足りており、「本当にありがたいのですが、お気持ちだけいただきます」と言って断ることがほとんどです。非常に残念な思いでいっぱいになります。
 しかしながら、まだまだ不足している物もあり、今後も多くの支援が必要な状況が続いています。
 この様なすれ違いを少しでも減らすために、支援をご検討いただく際には、遠慮せずに、ぜひとも支援先へご一報いただければと思います。
 私たち大槌町教育委員会事務局の職員も、「どの学校に何が必要なのか?」日々ニーズの把握に努めております!

 ところで、話は変わりますが9月30日(金曜日)は釜石・大槌付近は「大潮」でした。
 内陸部に位置する箕面市では聞きなれない言葉かもしれませんが、「一日の潮の干満の差が大きい状態のこと。」を言うそうです。
 被災地では今回の震災によって地盤沈下があったため、満潮時刻が近づくと、少しずつ道路や岸壁が海に飲み込まれていきます。


(大槌町内の海岸線を走る道路の様子)

 この道路は、大槌町の中心部へ通じる重要な生活道路です。写真奥が海、中央が道路、私の後ろには住宅地があります。
 写真ではわかりにくいかもしれませんが、すでに海と陸地の高さが同じになっており、道路の一部が海に沈みつつあります。写真を撮影したのが夕方5時頃で、この日の満潮時刻は夕方6時頃でしたから、この後、道路が完全に冠水したかもしれません。(危険ですので、私はすぐにその場を離れました。)

 大槌町に限らず、まだまだ被災した各地ではこの様な危険で不便な状況が続いています。一日も早く復興の日を迎え、この様な状態が少しでも早く解消されていくよう、残りの派遣期間も精いっぱい自分の役割を果たしていこうと思います!



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