箕面市北部の止々呂美地区で、特産のクリ「銀寄(ぎんよせ)」の出荷が始まりました。荷受け先となるJA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センター(下止々呂美424)では、各農家から集まったクリの選別作業に追われています。
止々呂美地区では、山の斜面を利用してクリの栽培が行われており、この収穫が秋の訪れを告げる風物詩となっています。現在は約20戸の農家が栽培を行っています。
クリは極端な気候に弱く、夏の猛暑の影響により発育に遅れが出、止々呂美でのクリの収穫は、例年より1週間~10日程遅く始まりました。9月26日(月曜日)には「早生栗(わせぐり)」が、10月3日(月曜日)には大粒で味が良いことで知られている特産品の「銀寄」の出荷作業が開始されました。この出荷作業は10月11日頃にピークを迎えます。
止々呂美特産物センターによると、今年の「銀寄」は猛暑により落ち栗が出たため、例年より少し少ない3トン程度の出荷量を見込んでいるとのことです。例年に比べ、実は少し小ぶりですが、味は甘みが凝縮されているとのことです。
選別作業をされていた尾上和子さんは「銀寄は、甘くて大きいのが特徴です。塩水で1時間30分程度煮るともっと甘くなり最高の味になります。栗ごはんや栗ようかんにして食べるとすごくおいしいですよ!」と話しました。
「もう抜群の味です!5つで3合の栗ご飯が炊けますよ」と、尾上さん
選別作業は、午後1時30分から同センターの倉庫兼作業場で始まりました。
まず虫がつかないように燻蒸消毒を済ませたクリをベルトコンベアーに乗せ、虫食いや傷みなどの不良品を取り除き、選果機にかけます。
そして、つぶの大きさ別にS、M、L、LLの4つのサイズに分け、それぞれ3、5、10キログラムの3種類の段ボール箱に詰めていきます。
選別されたクリは、ほとんどが予約販売です。「銀寄」は人気が高く、毎年多くの注文を受けています。同支店で販売される価格は、銀寄Mサイズが1キログラム800円(税込)Lサイズが1キログラム1200円(税込)、LLサイズが1キログラム1500円(税込)となっています。
お問い合わせは、JA大阪北部萱野支店・止々呂美特産物センター(電話:072-739-0193)へ
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