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箕面市から戦争のない平和な世界を願って…郷土資料館で「戦時生活資料展」開催!

2011年08月05日 | こんなことがありました!

戦時中の生活の苦しさを伝え、平和を訴える「戦時生活資料展」が、8月5日(金曜日)から29日(月曜日)まで、箕面市立郷土資料館で開催されています。

戦時中の生活を知る貴重な資料として、「軍事郵便」が展示されています。これは、軍から事前検閲を受けた戦時中の郵便物で、反戦に関わる内容は墨で黒く塗りつぶされます。実際に「検閲済」の印が押され、一部墨で塗りつぶされた手紙を見ることができます。

このほかに、当時の生活状況をうかがい知れる展示品として、国民服やゲートル、もんぺ、飯ごう、戦時付与額が加算され平時定価の3倍超の物価となっていた煙草など40品目が展示されています。

郷土資料館館長は「あえて戦争の悲惨さそのものでなく、戦時中の生活資料に焦点をあてて展示することで、戦争の苦しみが庶民の生活にまで広く影響していたことを伝えたく企画しました。毎年この展示をすることで、世代を問わず多くのかたが戦争について考えてほしいと思います。戦後66年が経過していますが、この戦争のない時代がいつまでも続いてくれることを願います」と話しました。

また、8月3日(水曜日)から5日(金曜日)まで、同資料館で甲南大・佛教大の学生が学芸員実習を行っており、資料館にある数多くの資料の中から、展示品の選定、説明文作成、レイアウトなどを行いました。

今年の展示のレイアウトを行った佛教大学の山城美弥英さんは「毎年こうして戦時生活資料の展示を続け、ありのままの事実を伝え、戦争について考えてもらうきっかけになること、兵隊さんではない人たちに焦点をあてていることに意義を感じます。戦時中の庶民の暮らしぶりを資料からぜひ感じとって欲しいです」と話しました。

 

<みんなで郷土資料館に行って、戦争について考えたいね。


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