ちい Road

料理中心、時々戯れ言

インターネットがなかった時代

2017年04月03日 | 家電やスマホのことなど
シャープの書院というワープロを使っていた人たちの集まりに行ってきました。
まだインターネットというものがなかった時代にワープロを電話回線に繋いでパソコン通信をしていたとき知り合った人たちでした。

あらから十数年が経ち、みんな結婚をしたり、家族が増えたりして生活環境も変わりました。

そしてぼちぼちというか、亡くなる方も出てきました。

オフ会という言葉も今ではメディアでも聞くようになりましたが電話会見を通じてオンラインで話をしたりすることに対してオフラインの集い、回線をOFFにして集まることをオフなんて言ってました。

当時はパソコン通信をしてる人は自分の周りでも会社の人でさえメールアドレスを持ってる人は一人もいませんでした。
ファックスモデムを初めて搭載したワープロがPanasonicから発売されてワープロから直接ファックスが送れるというのが面白くてそれを買いました。そして、カセットスキャナーというまのを印刷ヘッドに取り付けるとスキャンできて、手書きの表などもワープロの真っ直ぐな線に変換してくれるという機能もありました。白黒液晶の時代です。

別売りでパソコン通信が出来るソフトを買い足せばワープロでパソコン通信が出来るということを知って、それだけのために9800円出してソフトが入ったフロッピーディスクを買いました。1994年でした。
スララは将来の拡張性を見越してハードがMS-DOS互換であり、MS-DOSの一部システムファイルをコピーしたフロッピーを読み込ませることでMS-DOSが立ち上がり、MS-DOSソフトの一部が動作することが知られ、NIFTY-ServeのMCNフォーラム等で一部のマニアが研究していましたが私にはなんのことかわかりませんでした。

電話回線にワープロを繋いでソフトを立ち上げ説明通りにやってみる。
真っ白い画面に文字が出てきて>SVCだったかコマンドを打つとどんどん文字が流れてきて通信できました。

全て文字だけの世界。
パソコン通信なんて当時はオタク的な人ばっかりがするもんだと思っていました。
自分も始めたくせに。

当時はPanasonicのワープロでしたが、Panasonicの今でいうWebページみたいなものもあったのでしょうがあまり興味がなかったのかもしれません。

ニュースを読んだり、売ります買いますみたいな掲示板を見ていただけだったように思います。

それから数年が経って画面がカラーになりPanasonicはCDを入れて音楽が聞けたりできる機種なども出てきました。

しかし次にワープロを買うときにMR-1という書院のワープロに浮気しました。
ペンで操作できて電子手帳と通信ができてカラー印刷が出来てファックスも出来てと派手なところに惹かれたのだと思います。1996年に発売されました。
画像はそのMR-1を下取りに出して買ったMR-2。ワープロなのにHDDを搭載していました。
電源を入れるとガラガラガラと立ち上げる音がします。


ペン書院だからタブレットのようにペンで画面に文字を書いたりもお手のもの。


そのワープロを買ってから書院の掲示板みたいな所をみつけました。
そこでは使い方がわからなければ質問すると色々な人が教えてくれました。

いくつかの項目の中でリアルタイム会議室という項目があり、ある時、その項目を選んで実行すると誰かが文字で話をされていました。
何なんやろ?と思いながらしばらく読むと「こんばんは!プリリンパさん」と
文字が流れてきて何?なんや!?とびっくりしたものです。
本当に初めのころのハンドルは
プリリンパというのにしていましたがその後ちいはしに変えました。
誰かが俺が通信していることを覗いてる!という気持ち悪さで怖くなって電話回線をコネクタから引き抜いたものです。

それから慣れてきてリアルタイム会議室とはなんぞや?とかオフラインの集いとは何ぞや?
というものがどんなものかわかってきました。

オフに初めて参加するときはドキドキしたもんです。
ワープロには名刺を作ることができるソフトが入っていましたからそれで名刺を作って名刺交換もしました。

参加するまでは「どんな人が来るんやろ?」自分のことは棚にあげてオタク的な風貌の人ばっかりちゃうん?とか色んなことを思っていたものです。

集まるのはそれこそ様々な職業の人。
会社にいたら付き合うのは仕事関係の人ばかりになり、話すことも仕事のことばかり。
それがオフでは仕事の話なんかすることもなくそう、まるで立ち飲みや感覚のように色んな話が聞けるようになりました。

そんなオフで知り合った同士が結婚することもなん組もあり皆でお祝いにかけつけたりする結婚オフみたいなものも何度もありました。

そういう人の繋がりは友達以上家族未満・・・いや家族より上みたいな人も中にはいるでしょうか。
そんな知り合った大切な友人の中にも亡くなる方も出てきました。

20年経てば当たり前ですが50歳だった方は70歳になるわけです。

しかし先日亡くなった方は49歳でした。
そんな亡くなった方が企画していた浜名湖サービスエリアで行うお花見オフがありました。

発案者が亡くなりどうなるかと思ったら静岡に住んでいる方が意思を引き継いで立ち上がってくれました。

そんなことで浜名湖までバスで行ってきました。
たぶんそんなことがなければバスに乗ってまで行かなかったでしょう。

















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