今日は節分で一応、明日から春になる。
節分といえば子供の頃はイワシの頭とヒイラギの枝を玄関に吊るして豆まきをし、晩ごはんとして巻き寿司の丸かぶりをしたものだった。
昔は道路に豆が散らばっていたものだが久しく見なくなったし、イワシの頭やヒイラギも見ないが自分が見ようとしていないからかもしれない。
兄弟と豆を外で撒いたりしたのは楽しい想い出。
そんな丸かぶりも近年は全国に広がって恵方巻きなんて名前にいつの間にかなっていったが、私の中のでは丸かぶりだ。
巷では節分は何千円もする巻き寿司を売っていたりするが買おうとも思わない。
しかし知り合いのお寿司や鮮魚を売っているお店で一本だけ買ってきた。
阿倍野の王子商店街にある利右衛門さんの上巻き800円。
「利右衛門(としえもん)」
大阪府大阪市阿倍野区王子町3-9-1
お知らせが入っていてそこにも「丸かぶり」と書いてある。
今年の恵方は南南東。
丸かぶりをするのには右利衛門さんの巻き寿司を食べるがせっかくだから自分でも巻いてみた。
ちゃんとした巻き寿司は買ってきたし、本当に家にあったものだけで巻き寿司にした。
他の料理で使った菜の花の残りと卵を焼き、冷蔵庫に常備してある伊藤ハムのポールウインナーを使う。
いくらハムやウインナーをいつも日本ハムのものと思ってもポールウインナーだけは伊藤ハム。
思い付いてカマンベールチーズが二個、パックを開けたのがあったから入れてみた。
出来たもの・・・
丸かぶりは包丁を入れたものは使わないが売っているものは大概は両端は切ってあるものが多い。
これはどっちみち丸かぶり用ではないから端を落とした。
右利衛門さんのと自分で作ったものを盛り付けてみた。
赤だしは今日はインスタントええか・・・と永谷園にした。
ん？？？と思ったことが・・・・。
いつもインスタント味噌汁は具はフリーズドライだが味噌は生味噌だったから今回の赤だしは顆粒だったから。
参道などにある厄除け饅頭はふと見たら5個900円と書いてあった。
高っ！そんな値段やったかな？と思ったが結構な人が並んでいる。
この並んでいるところは普段はお饅頭屋じゃないのに節分の日だけその饅頭を売っている。
右利衛門さんの所に行くのに手土産でもと思って進んで普段から厄除け饅頭を売っている老舗ではさらに長い列が出来ていた。
こんな、えらい並んでいないものですがまでもエエか・・・とここでは買わずに横道に入った。
そうしたら誰も並んでいない所で蒸気を上げて売っていたからそこで手土産でいくつか買ったが一個130円だった。
なんや、並んで内容で所の方が安いし美味しそうやんか。
帰りに買ってみるか・・・・・と自分用に買ったことはないが買ってみた。
「戦に出る時味方の大勝利を祈願して神前に供えそのときに出陣を祝ったのが酒饅頭のおこりです」
「其の後時移り思わぬ不活災難をのがれる為に「厄除け」にこの酒饅頭ご使われる様になりました」
と書いてある。
なんで厄除け饅頭なんやろ？と思っていたらそんな由来があるらしい。
家でお供えしてから食べたがフワフワで柔らかくパクパク3個も一気に食べられた。
アカンアカンと止めたくらい。
地図で見た恵方はわかったが、久しぶりにコンパスのアプリを立ち上げたら「恵方」と表示されていて少しだけ驚いた。
恵方って北とか、南とか聞いたことがないから調べた。
「恵方は東北東、西南西、南南東、北北西の4種類で、南南東の頻度がやや多めとなっております。 また、同じ恵方が2年続くことはありません。」
とのこと。
なるほど、だから北ですとか、南ですというのは無いわけだ。
