蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

リスクヘッジ

2022-03-29 | 日々のこと
リスクヘッジというものがある。
金融用語だと思うが、わたしは自分の人生に取り入れている。 
リスクを分散する。
だが、全体としては最大の利益よりは少し減る。
保険のようなもの。

1番、大事なことを先ず決める。
あとは、第2希望、第3希望、、、と順々に希望の温度を下げていく。
優先順序の振り分け、仕分け。
最下位ぐらいの希望などは、あわよくば、、、ぐらいの、がめつい欲張り希望。
自分にとって、これだけは譲れないものを柱にして、あとは少々ダメでも目をつぶる。
枝葉に囚われ、幹が折れては元も子もない。

人間を選んだり、決める時は、信頼できるかどうか。
多少の嘘はついても、優しい嘘をつかざるを得ない状況もあるので、根本的に信じることができるか。
やたら、かちんこちんで融通が効かない人であっても、芯の部分が優しい人かどうか。
偉そうにしていても、コンプレックスの裏返しであることもあるし、可愛げないとしても努力家だったりしたら大目に見ることもある。

冷たいばかりの冷徹人間は、芯の部分に辿り着く前にこちらがバテるので、長所を発見する前に撤退する。
極悪人には接した経験がないので、自分の人生の中では実例を知らない。
一見、わたしは性善説を唱えていそうだが、じつのところ、打算の塊。
自分にとって、どうか?
利害関係で何のメリットも、デメリットもない場合は、良し悪しの区別は付いたとしても、自分に関係ないのでべつにどうでもよく、関知せず。
メリットがある場合だけでなく、デメリットがある場合も要注意。
メリットとデメリットは、合わせてセット。

究極の例は、、、と、書き始めようとしたが、やめた。

だが、子供や孫たちに注ぐ愛は、見返りは求めない。
ただし、意地悪されたり、悪用されたり、そういう関係性があるなら、例外。
ではあるものの、子供は親をどんどん利用して踏み台にして成長していってもらいたい。(もちろん、限度はあるが)
儒教の教えに逆らうか。
子供は親を乗り越えてこそ、大人になる。
ギリシャ神話でもそういう寓話があった(ような)。

ちなみに、、、
春休みが始まった初日、小学3年男児孫に、長崎の話の流れから、いきなり聞かれた。
「日本は、何教?」
おっ!良い質問!
わたしは目をイキイキ輝かせて熱く語ったら、最初の30秒ぐらいで孫は飽きた。
弟と遊び始め、興味は別のことへと移っていった。
まあ質問だけでも良しとしよう。

わたしと、宗教。
語ると長い。
ので、やめておこう。

ふと、さきほど姑のことがアタマをよぎった。
宗教のことではなく、2階でお出かけ準備をしていた時。
なんだったか忘れたが(あ、姑のスカーフをより分け、その下から持っていくバックを取り出した時?)、人は亡くなっていても、まだまだイキイキ生きている。
ふとしたことで鮮明に蘇る。
特に持ち物は故人のものも、まだ現役で使っている。

と、これを書いていて、降りる駅を間違えて、えらく面倒なことになっている。
私鉄から地下鉄に乗り換えるべき駅を、JRに乗り換える駅の改札を出てしまった。
あーあ。
このコースにすると、駅から長く歩くことになる。
ただでさえ、出発が遅れているのに、益々到着が遅れる。
だが、喜ぶべきは、電車代が少し安いことと、万歩計のカウントが、がーんと上がること。
これもリスクヘッジの一つか。

ものは考えよう。
悪い面に出くわすと、良い面を見付けようとよく考えてみる。
ではあるものの、、、と、プラスに軟着陸。
めでたし、めでたし。