昨日の孫。
小学3年と小学1年、男児。
(下の妹たち2人が保育園にまだ行っている時間帯)
兄は相変わらず宿題に取り掛からない。
まあそれはいいとして。
ジュースの種類で兄弟ゲンカ。
ぶどうジュースが人気で二人で取り合い。
わたしが、同じ形のコップに2つに分けたら?と提案するものの、スルー。
兄主導型で、兄が勝手に決めたっぽい流れ、圧力で、ジャンケンでぶどうジュース獲得権利を決める。
(他にも種類はある)
で、兄が勝ち、ぶどうジュースを飲み始めた。
弟は、シクシク泣いている。
なんやねん!ジャンケンで決めたんじゃないの?
鬱陶しい子やねー。
ひょっとして半分こ案も無視され、ジャンケン案も強硬執行され、弟は争奪戦、最初から負けの位置にいたのかも知れない。
アホのばあちゃん(わたし)は、弟が可哀想になって(それと、ただでさえ雨でジメジメしているところに、シクシク鬱陶しい)、弟に同じぶどうジュースをストック部屋から持ち出して与えた。
良かったね、なのだが、、、。
今度は弟が学童学級でもらってきたお菓子を食べ始めた。
兄は同じ学童に行っているので、同じお菓子をもらっていると思うが、家に置いてきて持って来なかったらしい。
本人は持ってくるのを忘れたと言っているが、わざと持って来なかった可能性も捨てきれない。
(彼は食べ物に関しては知能犯的要素がある。
ただし、頭隠して尻隠さず、バレバレパターン)
で、弟が小さな袋に入ったミニポテトチップスを食べる横で、「ちょっとちょうだい」と頼むが、弟は無視。
「お願い、ちょっとだけ」と、兄はお願いする。
弟は知らん顔で食べ続ける。
「ちょっとでいいから」
「ほんの少しでいいから」
と、せがみ続ける。
「小さな小さな、ほんとに小さなカケラでいいから」
すがりつき懇願。
子供は、見栄も外聞もプライドもないのか。
ピクリとも反応しなかった弟は、(たぶん)兄にひとかけらも与えず、クール、冷徹を貫き通した。
わたしは彼らのいる場所ではなくキッチンにいて、聞こえていただけなので、少しあげたのかどうかは確認していないが。
兄は宿題をまだ抱えたまま、今度はキッチンに来て、フルグラ(ドライフルーツ入りシリアル)の袋に目をつけた。
袋を開けようとする。
「こら! 何をする」と、わたし。
「ドライフルーツ1粒だけでいいから」と袋に腕を突っ込んで1粒、口に放り込んでいた。
しかし、彼は何もドライフルーツが欲しいわけではない。
これは宿題に取り掛かりたくないための、時間稼ぎ、無駄な抵抗だとわたしは捉えた。
それにしても、ジタバタあがきが、鉛筆削りや机掃除ではなく、オヤツか。
過食症と拒食症の話を彼にしたが、全く1ミリも聞いていなかった。
しかし、この2人、そんなに飢えているの?
と、オヤツタイムを早々に切り上げ、夕食予定を前倒しにして、夕食メニューを出した。
もう夕方近くになっていたし、お菓子ばかり食べられたら、かなわないから。
食べた後から兄は、これ、オヤツなの?
と文句をぽろり。今日はオヤツ食べてない、と。
「それより、あんた、宿題は?」
彼はほんの短時間でチョチョイのチョイ、チャチャっと宿題を片付けた。
やればほんの一瞬で出来ることを延ばす延ばす、延ばすことMAX。
まるで自分を見ているようだった。