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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

キンキラ美、外見と中身

2013-04-14 | 趣味

昨日、とある重要文化財に指定されている重厚なホールで、社交ダンスの正装ミニデモを見た。
出演なさるのは、広く一般の方々。
みなさん、豪華なキンキラ・ドレス。

少し前のわたしなら、その外見だけで判断した。
スタイルや顔、ドレスに惑わされた。
でも、いまは、違う。
しっかり、内容、踊りをチェックする。

ただし、非常に残念な方もおられた。
それは・・・ダンス以前に、踊る前から、ぱっと見が、カッコ悪いのだ。
わたしの美的センスに一致しない。

仮にも大勢の人々の前で、趣きあるホールで晴れやかに踊るという機会、
体育館で練習中じゃないんだから、せめても、そういう意識を持ってほしい。
服装、髪型、身だしなみ。なにも高価なものでなくてもいい。
「どこから来たの?」

まあ、見かけはいいとしよう。
踊りはじめると・・・これまた、・・・「どこから来たの?」

ミニデモは、複数組が同時に踊る。
踊るのは、自分たちだけではない。
いやはや、ちょっと幼稚園のお遊戯・発表会みたいだった。

あと、超セクシーな黒のドレスの、ラテンを踊ったお方。
うーーーん・・・厳しいなあ・・・。
あのドレスなら、どんなにお上手なのかと思っていたが・・・。
決してヘタとかではないのだが・・・。

なかでも、ひときわひと目を引いた、背中がどっか~んと開いた朱のドレスのお方。
この方は、とてもお上手だった。
見とれていた。
足取りがとても軽い。羽根のようで、優雅だった。ダントツ。
競技ダンスの上位者?

そして、洗練された紺ドレスのお方。
会場栄えのするドレスは、ああいう、キラキラ光るもの(ラインストーン? スワロフスキー?)のようだ。
お上手だったが、ドレスと、美人のお顔でポイントアップ、加算要素もありそう。
全体に、スッキリ感があった。

また、美人で、すばらしい白いドレスのお方。
彼女は、ドレスとお顔ほどの踊りでもなかったかも。
そこそこ難なくお上手、という程度。
似たような年齢なのに、不美人で、ダンスヘタのわたしの僻み(ひがみ)もあり、点数はやや辛い。

その他、学生リボンちゃん(有料の学生ダンス・アテンダント)と踊る、
どすこい!!体型の、女性。包み隠さない勇気に、敬意。
ダンスが好きだということに、国境はない。→(註)日本人でしたが。

正装ではないドレス(グレー豹柄)の女性もいたが、地味で目立たなかった。

女性ばかり見て、男性は、ほとんど見ていないのが、片手落ちだ。
同時に何組も踊るので、そんなに一度にたくさん、見ることができないため、
どうしても、わたしの興味をそそる、見る優先順位が高い、女性を見てしまう。

お上手な人は、ドレスでさらにお上手感が際立ち、
お上手でない人は、ドレスで、頑張り感が浮き彫りになる。


日頃、踊っている姿をお見受けすると、きんきらドレスで着飾るのが趣味な人や、
運動ができればそれでいいわ、という人や、
踊り続けないとレベルダウンしてしまう、という人など、
ある程度その人なりのレベルまで行くと(上達がストップしてしまうと)、
各人、それぞれの特徴、傾向が見られる。

いつ見ても違う、うなるほど高級感あふれるドレスを惜しげもなく身にまとう美しいマダムや、
ホール栄えのする印象的なドレスをとっかえひっかえして注目を浴びる、古くからの愛好サークル・主催者の方や、
いつもいつも、お姫様のようなドレスをわんさかお持ちの、特定の相手を同時進行形でころころ変え、楽しんでいる方もおられる。
(特定なのに、複数の相手を同時掛け持ち、ころころ変えるところが、矛盾しているようだが、矛盾していない。
不特定多数ではなく、特定複数)
ただし、ダンスは、たいしたことがない。
まあ、どれもこれも要素を満たすなんていうことは、できないだろう。

(あ、ちなみに、わたしは、これらの方々には悪い感情は持っていません。
目を愉しませてもらっているうちの一人であります)

上達目指して、あっちこっちの会場に日参している人もいる。


それはそうと、
わたしは、ダンスに関しては発展途上人だと、勘違いしている人物である。
じつは、頭打ちであることに気付いていないだけの、楽天家かも知れない。
ノーテンキだけで、生きている。

とりあえず、目下の自分に課していることは、
レッスンを受けること、レッスン指導内容を自分のものにすること、踊り続けること、である。
長い長いトンネルを抜け、ほんの少しやっと上達しても、次の壁はまた目の前にあり、永遠に終わりはない。

もうだめ~、上達は完全ストップ、となったら、それはそれで、
健康のため、踊り続けることだろう。
でも、しぶとく、「枯れた踊り」とかなんとか、自分に都合のいいような負け惜しみキャッチコピーをつけて、
無理やり自己満足しようとするのだろう。
しかし、次から次へと彗星のように現れる、自分より若い、上達見込みのある人々を横目で見ながら、
羨ましく、妬ましく、拗ねながら、踊るのかも知れない。


と想像してはみるものの・・・
そんな、鬱陶しい、近い将来を勝手に予想して嘆いても、無意味である。

人の演技を見ることは、目標や刺激にもなるし、いろんな人がいて楽しい。

 

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