本日のランチは、怒涛の来店全バラ攻撃の前に打ち砕かれた大料理人のオイラである。先日の様な「ライス売り切れ」の無様な惨敗ではないもののマァ完敗である。土日の来客は、一見客が大半のために予測不可能の献立注文にしてやられる訳である。メインの料理が出来上がれば、ライスの盛り付けだが大盛、ちょい大、普通、二口減らし、少な目、半ライス、小ライス、二口盛り等と八通りのライス盛り付けに困惑する。オマケに全バラ献立だから、其の組合せたるや三億通り程に為るであろうか?常連客ならば、顔観て勝手に料理を造り適当にライスをよそれば善いのだが一見客はそうはいかず撃沈である。此の料理歴28年を誇る大料理人のオイラが撃沈だ。怒涛の来店攻撃という事は、怒涛のお会計、怒涛のテーブルセットアップ、怒涛の洗いモンと何しろ怒涛が続く訳だから一息着けばランチの閉店2時に為る。其処から、我々夫婦の怒涛の昼御飯を怒涛に掻き込む。
そう考えると、新製品新品好みの趣味人は目利き・見極めの能力は皆無である。学術的には、如何なモンであろうか?中古物件愛好家は「目利き・見極め・決断力・後始末」等の他臭覚も備わる訳である。勿論、徘徊稽古と高い月謝が伴うが此の「臭覚」は一番大事。街角を徘徊しなにやら貴重中古物件の臭いを嗅ぎ付けるつまり臭覚が学術的大発見に繋がる。オイラの様な貴重中古物件臭覚の権威でも品定めに狂いが生じて近くの喫茶店で頭を冷やす場合があるが、大発見に準ずる物件の場合は入手に「必要か?否か?」の判断に迷う訳である。欲望が勝っている場合である。更に、財布に潤沢な資金が有る場合は要注意。欲望が、目利き・見極め・決断力等を狂わせるのだっ!オイラも中古物件道新入門の頃は随分と失敗した。マァ、高い月謝という事だ。其の甲斐有って今では「中古物件道師範」として日々の研鑽に励むと共に後進の指導もしている。(していない)