待ちに待った4時がやって来た。痛いし腫れているから予約の時間を忘れる筈はない。4時五分前に到着しジャンパーを脱ぐ間も無く診察室に呼ばれる。一応、診察台の上を視る。注射器は無いので安心していたが、意気なりレーザーとか言っちゃって、つまりメスである。切開だよっ!麻酔無し、掛けても効かないらしい。でも、やるだけやってみてくれよっ!麻酔。覚悟は、出来ているという訳ではなく小覚悟は出来そうなんだな。あっという間に切開して膿を圧しだし替わりに薬を注射器で注入。で、終わり。診察室へ入る時よりも痛い。薬が注入された分膨らんで痛いらしい。化膿止めと痛み止を貰い560円を払い淡々と終了した。で、明日朝9時の再診である。もう、疲れたっ!
痛みに耐え兼ねた訳ではなく養生の為に台所の棚に在る「富山の置き薬」の箱を開ける。鎮痛剤を引っ張り出す。「ケロリン」である。15才以上一回二錠を自ら又は白湯にて服用の事、と書いてある。二錠呑む。フッと思う。10分前に高脂血症の薬を呑んだのだが大丈夫かなっ?今更ながら薬の呑み合わせに不安を覚えた。しかし、薬の名前は誰がどんな顔して、首を捻り、「んっー!」とか言いながら名付けるのだろう?開発者が名付けるのか?薬剤師が名付けるのか?ネームメーカーなる方が名付けるのか?はたまた社長が名付けるのか?知りたい。だって「ケロリン」だよっ!頭痛にケロリンとは宣伝文句だが何しろ「ケロリン」である。あの、銭湯の洗い桶に印刷してあるケロリンだっ!しかも、銭湯のお客さんに擦られて磨り減っているケロリンである。でも、効いた。ぐっすりと寝れた訳である。