去年の暮れに店の目隠しに、隣の隣の奥さんから頂いた「何とか」言う名の鉢植えから一斉に新芽が吹き出した。その鉢植えは、数年ずっーと室内で育てられていたらしいのだがへんな洋食屋としては、目隠しの為に室外に置いて育てたい訳だ。で、一週間外に出しっ放しにしたら葉は枯れ果てて丸坊主の幹と枝だけの山水画の有り様。お客さんで造園業の方が正月に来店し相談した。元来、植物は野山で開けっ放しで、あちこち歩いたり出来ない生物だからそのまま動かさず、雨が降ったら水をやりの自然環境に置けば春には立派な芽が吹くよ。と言ってくれ信ずるままにほったらかしにしておいた。2月に、あんまり可哀想で窮屈そうなので二回り程大きい植木鉢に植え替える。で、今月。沢山の新芽があちこちから吹き出した。頂いた奥さんも目の前を始終通るから面目が立つのである。何かその植木が可愛く感じられる。こんな感情を抱いたのも初めてである。これ又、叙情ですなっ！
文化的価値を評価して露骨にも価格を付ける番組が在る。嫌いだが、毎週観ている。価値に興味を持つ訳でなく見所を教授して貰う為にである。だから、電工掲示板の数字には興味は無い。その点、3チャンネルの番組は見所・目利きを教授してくれ後は自らそれぞれの興味と志向で在るから好きな番組である。比較、評価はあまり善くないですなっ！自ら創作活動している方なら、どの作品も自分の証であり表現だから順列なんて無粋な事はしません。生業として創作していても、時間・手間・材料費・難易度で価格付けするモンであり、「想い入れ」に金額は付けられない。想い入れが強く発生したら「非売品」扱いである。オイラも色々様々を創作し、巧く造れずともこれ以上手を入れると崩壊する作品は、そこで留め色々様々の思考や技術を教わった「教授」として大切に使う。つまり、その巧く造れなかった作品こそが「先生」なのである。恥ずかしながらオイラには、沢山の「先生」が居る。